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吉田文彦さん
吉田文彦さん 1942年(昭和17年)4月19日 京城(ソウル)生まれ

九州大学卒業 九州大学大学院経済学博士課程中退

大学講師などを経て、東京にてシナリオライターに。

高知のコンサルタント事務所を経て

1988年 くろしお地域研究所創立 現在に至る。

 吉田文彦さんは、以前から知り合っていました。高知における「社会経済学」の第1人者であると私は思っていました。特にご自身で研究所を立ち上げられてからは、超多忙状態で、なかなかお話が出来ませんでした。

 ずっと吉田さんの言葉が脳裏にありました。それは「黒潮文化圏」のことでした。
[沖縄ー奄美ー鹿児島ー高知ー和歌山ー千葉にいたる黒潮文化圏」という壮大なスケールでのお話でした。東京中心の「物差し」でもなく、地方の「負け惜しみ」でもない壮大な構想に惹かれました。

 また吉田さんのお話のなかで「あるべき話を大事にする。地域のありふれた話や伝承、家屋や風景を大事にすることから地域のことは始まる。」という考え方に共感を覚えました。
 「お宝探し」と言って、なんでもかんでも「鑑定」してお金に換えてしまう風潮があります。それも物差しですが、一方的な見方に過ぎないと吉田文彦さんは言われました。

 「高知には資源が沢山あります。案外地元の人がその価値に気がついていません。」とも。

 お宝探しというよりも「あるもの探し」をすべきであると吉田文彦さんは言われます。あるものとはその地域の人が、当たり前だと思っていることが、大変貴重であり価値のあることですね。

 「家の周りの畑で50種類の野菜を栽培しています。朝採れの野菜を味噌汁に入れています。その地域では当たり前のことが、都市部ではとても考えられませんね。3日たっている野菜を食べている場合もありますし。」


 「仁淀川流域のある集落で石積みの集落があります。自然石を使用して合理的な積みかたをしています。コンクリートは意外に脆い。変哲もないコンクリート護岸よりも石積みの方が強いし、見栄えも良いですし。その石積みの技術を持たれている方も高齢者が多いので、何とか伝承しなけばと思いますね」とも。

吉田文彦さんの番組での発言は こちら  から
吉田文彦さんの ホームページは こちらか
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