仁淀川流域の将来は?

 今週のゲストは高知県議会議員の上田周五さんです。今日のテーマは「仁淀川流域の将来は?」というテーマでお話を伺います。
 上田さんは、県議会議員でいの町、春野町、池川町、吾川村の「地域代表」です。その地域は、仁淀川の流域でもあります。豊富な水資源と森林資源はありますが、過疎。高齢化が進行している地域でもあります。
仁淀川は「日本1の清流」と呼ばれています。過去に県政おきましても「仁淀川お宝探検隊」などの、地域の資源の掘り起こしを行う活動がされてきました。特筆すべき活動はされているのでしょうか ?
まずはじめに清流仁淀川ということですが、少しお話をさせていただきます。
 仁淀川は水質につきましては、平成15年に国土交通省四国地方整備局が実施しました管内の一級河川の水質調査におきまして、汚濁度を示すBODと言う数値が、1位でした。
 また国が管理しています全国109の河川では、2000年度中にのべ1億8千万人が、河川敷などで散歩や水遊びをしたという利用調査を
いたしました。仁淀川が長さ1キロメートルで、363人で水辺の利用者数が全国1位になっています。
 この調査では人工的な護岸が少なく、水量が豊かな川ほど水泳やキャンプなどに利用されていることがわかりました。こういったことからも仁淀川には人々が余暇を心地良く過ごす場所、また観光振興に繋がる要素も持ち合わせています。
仁淀川は水泳やキャンプ。釣りなど多くの人たちが水辺利用をしています。
 
 そういった中では仁淀川の流域市町村では恒例のイベントとなっております「仁淀川を泳ぐ紙のこいのぼり」をはじめ、平成12年から14年度の3年間、鮎の友釣り決勝大会が開催されるなど様々な取り組みが行われてきました。
5月の連休に行われる紙の鯉のぼり。全国ニュースにもなります。
 
 以前ゲストで出演いただきました国土交通省の高知河川国道事務所の岡本誠一郎さんが、「仁淀川は利用者が多いのに、清流度が素晴らしい」と言われていました。具体的な指標等が出ていればご紹介いただきたいのですが・・。
 先ほど水質とか、水辺の利用の話をさせていただきました。もう一点ですが、国土交通省が平成14年の9月に公表しました「川の通信簿」というのがございます。それで仁淀川が4つ星の高い評価をいただいています。
 これは全国39河川、251箇所を住民参加で5段階評価をしています。河川の良い点とか悪い点などを把握して、今後の保全や整備や魅力のPRなどに生かすのが目的です。
 自然の豊かさや、ごみの状態、心地良さなど16項目を点検し、評価したものです。
上田さんは県議会の定例会で「仁淀川流域の交流と環境保全」と言う ことで、意見を述べられています。その内容はどのようなものであっ たのでしょうか?
 さきの12月の定例会では仁淀川の様々な活動をされています。仁尾淀川のより一層の活動ということで、高知県の活動のこれまでの取り組みなどを含めまして、質問をさせていただきました。
 先ほども申し上げましたように流域市町村ではこれまでも様々な取り組みがされています。地域の方々が中心になりまして、観光資源の掘り起こしや、ネットワーク化などが進められています。今後は流域で行われている様々な活動を「点から線に。線から面に」と広がって、流域全体に振興に繋がって行くようになったらと思っています。
 そのためには国や県、市町村や住民の皆様が一体となった取り組みの必要が感じているところです。
 仁淀川流域は、愛媛県と隣接しています。夏になりますと柳瀬や、加田などにもキャンプをする人たちが愛媛県から来ています。
 道の駅の「むささびの里」にも多くの愛媛ナンバーの車を見かけま す。交流人口を増加させる方策について、何か意見はございますで  しょうか?
 現実に夏に季節を中心に多数の人たちが仁淀川流域に足を運んでいただいています。例えば流域におきまして、グリーンツーリズムの実践などが考えられます。
 先ほど申し上げましたように流域で行われている様々な活動が「点から線に。更には面に」と広がって全体の振興に繋がれば取り組んでいかなければならないと思っています。
 仁淀川は水量が豊かで高知市民は恩恵を受けています。仁淀川流域全体の市町村で仁淀川を最大限に活用するプロジェクトなどが今後必要であると思いますが。
 仁淀川を「ブランド化」するためには、そのために申し上げました仁淀川を泳ぐ紙の鯉のぼりのいうような恒例の事業ができました。
 これからもそのような事業の必要があります。仁淀川流域の11市町村が仁淀川市町村交流会議が集まりもあります。
 上流域と中流域、下流域との交流のより一層の推進、豊富な水と森林資源を保全し、またその活動を今後も考えていくべきではないかと思っています。
仁淀川の水質は日本1
仁淀川の河口付近

 川の通信簿について 国土交通省の調査です。
http://www.skr.mlit.go.jp/kochi/kasen/tushinbo/seiseki/tusinbo.html