ばらけんの健康フォーラム 2
 
今週のゲストは健康問題に詳しい、ばらけんさんこと柏原健さんです。
柏原さんは、健康関連商品の販売の傍ら、会報である「ばらけんニュース」や、ホームページにて情報発信されています。「広報活動」の成果はいかがでしょうか?
「商品の販売に関して成果が上がっているかどうかと言うと、直接的にはあまり上がっていません。しかし、間接的には、楽しみにしてくれたり、参考にしてくれたりして、ニュースを待っていてくれるお客様もいらっしゃいますので、ある程度の成果はあると思います。ただ、僕自身を知ってもらうという意味では、大いに成果は上がっていると思います」
健康に良いものと自称している製品は、大量生産されておらず、価格も高めです。
  デフレの時代、販売は厳しいのではないのでしょうか?
「この10年で健康に関する情報は爆発的に増えてきました。国も民間も競うように情報を流しています。その分、国民の健康に対する関心の度合いも高まって来ました。その流れの中で、多くの健康食品が開発され販売され始めましたので、供給過剰で競争は激しくなる一方で、確かに販売は厳しい状況にあります」
医師は病気を治療する専門家です。しかし生活習慣病などは、予防が大事です。
  生活のあり方、食事に対する考え方、運動のありかたなどを説明ください。
「大まかに言えば、基本的にはいつもニコニコ、今ある環境に感謝する生活があって、その上に食事と運動が乗っかってくるわけです。ですから、食事はあれを食べたいこれを食べたい、あれもこれも食べたいではなくて、今、目の前にある食事を喜んで食べること。病気予防の観点から言えば、バイキングとか飲み放題・食べ放題というのは最悪です。運動は、移動で楽をしないことです。例えば、仕事以外では車を使わない。公共交通機関を利用したり、近くだったら、自転車・徒歩で移動することです」
ばらけんニュースなどで、「あひる」のキャラクターが使用されています。
  柏原さん自身が「開発」されたのでしょうか?
「これは、僕の友人が趣味でイラストを書いていまして、その友人に僕の似顔絵を書いてくれと頼みましたところ、仕上がってきたのがアヒル≠ニウッドペッカー≠足して2で割ったようなキャラクターです。僕に似ていると評判です」
有機野菜を栽培することは大変だと思います。栽培農家は大変だと思います。
  「援農」活動もされていますか?経済的に有機野菜農家は成り立っていますか?
   それが一番大事ですが。
「僕も実際付き合ってみて、その大変さを実感しています。例えば、雑草の処理に除草剤を使いませんから全部手作業ですし、夏の強い日差しを浴びながらやるだけでもかなりの重労働ですが、虫と紫外線から身を守るために長袖と長ズボンです。皮膚で出ているところは顔だけといういでたちでやるのですから、それはもう大変。
それから、病気とか虫にも細心の注意が必要です。それでも、やられてしまいますから、やられた時は相当落ち込んでしまいます。精神的に相当タフでないとやれないと思います。ただ、我慢してやっているうちにタフになって来ます。
それと、生活習慣病の予防には完全無農薬農業が一番です。自然の恵みを受けてできた栄養満点の穀物・野菜を喜んで食べられ、農作業が運動になります。僕もたまに援農に行っていますが、これからはもっと行こうと思っています。何しろすべてを忘れて気分爽快になります。ストレス解消にもなります。
ただ、経済的に成り立っているかと言うと、まだまだこれからです。折角、美味しくて安心して食べられるものができても、それを販売するのが大変です。価格・流通・供給などいろいろな課題がありますし、消費者の理解も入ります。需要は大いにあるのですから、工夫次第というところです。
その工夫のひとつをご紹介します。西村さんにもお世話になっていますが、僕が宅配している無農薬野菜を作っておられる本山町の山下さんの農園では、今月、一般の消費者に呼びかけて、毎週土曜日にジャガイモ掘りをやります。消費者に現地に来てもらって、実際にジャガイモ掘りを体験してもらい、1kgいくらと決めて販売します。近くには川原もあり空気は美味しいし、そこでお弁当も食べられるし、消費者に喜んでもらえるのではないかと思います。山下さんの方は、ジャガイモを掘って洗って袋に詰めて配達する手間が省けコストを減らせますので、両者にとっていいことだと思います」
健康食品は社会にあふれています。なかには価格の大変高価なものもあります。そのなかには効果があやしいものがあります。その見分けかたはどういうところにありますか?
これは本人に試してもらうしかありません。と言うのも、個人差があるからです。例えば、ある健康商品はAさんには効果があったが、Bさんには効果がない。Cさんに効果があった別の健康食品をBさんが試したところ、やっぱりBさんには効果がなかった。しかし、Dさんに効果がなかったまた別の健康食品をBさんが試したところ、そこそこの効果があったというように、どの健康食品がどの人に良いかは試してみないとわかりません。また、効果がすぐ出て来る人もいれば、3ヶ月目に出て来る人もいますので、試す前に見分けるのは不可能でしょう。
 そんなところから、健康食品を試すなら、どの健康食品でもかまいませんから、しっかりしたお店、信用のできる人に、きちんと説明を受けてから試された方が良いでしょう。それから、金額的には、長期にわたって続けられるものが良いでしょう」
医師が病気治療の専門家。ばらけんさんは「健康コンサルタント」ではないでしょうか。
  私ごとですが、「けんちゃんの吠えるウォッイング」という私個人のホームページが
  あります。昨年3月にアクセスカウンターを設置。現在11万を超えました。アクセスログ解析をしました。検索用語で多かったのは「大腰筋「無印商品」「正しい歩  き方」という用語でした。いかに皆健康問題で悩んでいる証拠です。