沖縄IT事情について
 
 今週は沖縄出身の知名誠さんにゲストに来ていただいています。知名さんは現在マルティメディア関係の仕事をされています。沖縄は小渕内閣時代から「情報特区」構想があり、企業の「コールセンター」などが多数誘致されました。そのあたりは最近どうなっているのでしょうか?
企業の進出状況はどうなのでしょうか?雇用の創造に役に立っているのでしょうか?
 
 コールセンターの開設が本格化し始めた3年前には、無料IT講習(コールセンターへ就職することを目的とした)が多数開かれ、1000人以上が受講できたと思います。
  20数社にも上る企業が進出し(2001年1月現在)、約3,000人の雇用を創造したそうです。
  (30歳未満の若年層の雇用に役立っている。)
  コールセンターはテクニカルとノンテクニカル(電話の番号案内等)の2つに大別できます。
 
 また知名さんは今の仕事のスキルを沖縄で生かせる雇用の場はあるのでしょうか?
 
 以前と違い、雇用の場は多いと思います。
  現在同様にコンサルティング的な通信、及び販売などがありますね。
  もっとスキルを高めてのテクニカルサポート関連です。意外とテクニカル系のコールセンターでは高いスキルを  要求されます 。  
 
  知名さんはIT技術はどこで取得されましたか?沖縄には中学、高校でのIT教育は充実されていましたか?
 
習会等に行ったりもしましたが、殆どは独学と就職先の先輩 から教えて頂きました私の頃は全然中学、高校でのIT教育はなか ったのですが、現在は年に数時間は授業があるそうです。
  ある程度できるようになれば、各市町村にメディアセンター等 の施設ができていますので好きな子はわりと通って体験している ようです。
沖縄本島のビーチ。ムーンビーチ。
沖縄と高知のIT技術は差はありますか?またこうちのIT技術は全国なん番目くらいなのでしょうか?
 
IT技術の差はどうか分からないですが、IT環境で言えば、沖縄の方が進んでいると思います。理由はコールセンターの進出によるIT技術の底辺が広がったこと、特殊技術の施設が建設され、インフラ面が整備されたため個人でも手軽に利用できるようになったことが大きいですね。
  高知のブロードバンドの普及率は30%ほどだったと思います。