笹岡和泉さんの新番組とは?
 
 今週のゲストは、4月から新番組をスタートされる大西みちるさん笹岡和泉さんです。今週で「けんちゃんのどこでもコミュニティ」も終了しますので、番組制作者であるけんちゃんこと西村健一も出演します。
 今日のテーマは「笹岡和泉さんの新番組とは」でお話をお聞きします。
笹岡さんは2006年2月5日にNPO法人福祉住環境ネットワーク高知を設立され理事長になられました。ユニバーサルなまちづくりに取り組まれています。
番組案もかたまったようにも聞いています。どのような構成の番組になる予定なのでしょうか?おかまいない範囲でご披露下さい。
笹岡和泉さん

笹岡 そうですね。どんな番組を作っていきたいかなかにキーワードがあります。それは「笑顔をつなごう」というタイトルに込めています。
 人が笑顔になる時はどんな時か考えてみてください。


 嬉しい時、幸せと感じる時、つまり自分の望む環境で自分らしく生きがいを持っていられる時に人は笑顔になるんじゃないかと思うんです。高齢になられても,障害をお持ちであっても自分の望む環境で自分らしく生きがいを持っていられる時に笑顔が生まれます。


 私は高知のまちに、そんな笑顔を増やしていきたいと考えていますし、そうした活動をされている方をつないでいく、皆さんにお伝えしていく事から始めたいと思っています。それがまさに、ユニバーサルデザインなのです。

西村 福祉住環境コーディネーターという資格者は、「福祉の分野と建築との架け橋」のような存在です。建築関係者や福祉関係者にとってお互いの理解が深まり、交流が深まるような番組画狙いなのでしょうか?
笹岡 福祉住環境コーディネーターという視点も大切にしています。やはり建築、福祉、医療とかになりますと、職種や専門性が違うと、まったく違う事に取り組んでいるように考えたり、それぞれの職種の専門用語が違って意思の疎通がうまく図れなかったりする事がよくあります。
 でも大きな視点で捉えれば、目指すところは共有できるのではないかなと感じます。例えば目の前で困っている人のニーズを解決したい。住み慣れた家で安心して暮らせる提案をしていきたい。とくに障害をお持ちの方や高齢になられた方にとっては関わるそれぞれの専門職の方の理解と協力が必要になってきます。
 そこをつなぐ事も私の役割として必要ですし、他の職種となぜ手をつなぐ必要があるのか、皆さんに意識を持っていただくことも大切なんです。
 だからぜひいろんなテーマで、いろんなゲストをお招きすることを計画しています。「今週のテーマは自分には関係ないや」と思わずに、いつもラジオに耳を傾けていただければ嬉しいです。きっと、何か感じていただけるものがあると思います。
西村 6月に「うえるぱ高知」が主催される「福祉機器展」が開催されます。
それに向けた取り組みの様子なども番組にされるのでしょうか?
高知福祉機器展の様子です。 うえるぱ高知の下元佳子さんと笹岡和泉さん

笹岡 そうですね。今年も実行委員会がたちあげられ、準備を進めています。
 私達のNPO法人は、共同主催として住宅改修(暮らしやすい住まい)ブースを担当させていただいています。今年は6月16日、17日、18日の予定です。
 「福祉機器展」というと、障害をお持ちの方だけが対象と思われるかもしれませんが毎回、介護予防のトレーニング機器や、絵画展、車椅子ダンスなど、どんな方が来られても楽しめる仕掛けをたくさん用意しています。
 実行委員会のメンバーにも出演していただき、皆さんに身近な情報としてお伝えできるよう考えていますので、楽しみにしていてください。
2005年度の高知福祉機器展。車椅子体験コーナーや各種機器の展示と説明がありました。
西村 笹岡さんはラジオ番組とブログとの連動も考えられておられます。
そのあたりはどうなのでしょうか?
笹岡 そうですね。ブログでの情報発信や、メールなどでご意見をいただいたり、ラジオを聞いてくださっている皆さんと双方向で進めていきたいと考えています。
西村 行政関係者の人達にも出演を打診されておられるのでしょうか?
サプライズなゲストの出演もあるのでしょうか?
笹岡 まだ確定ではありませんが、行政関係では今後予定をしている方もおります。
 積極的に地域に眼を向けて、まちづくりに取り組んでいらっしゃる方などに、ぜひ出演していただきたいと考えています。
西村 ユニバーサルデザインという観点から多彩な番組構成が考えられるのではないでしょうか?高知県政策総合研究所の意志を受け継いだとも聞いていますが?


笹岡 ユニバーサルデザインと言うと、建物や環境などハード面のイメージが強いと思います。誰もが暮らしやすい事がノーマル、普通の考え方であるという
 ノーマライゼーションという基本理念を具体化して、デザインに反映した考え方がユニバーサルデザインという事が出来ますが、私達はもっと広く捉えています。
住環境というと、”住む”という事だけではなくて、そこで暮らすこと、衣食住
すべてなんです。


 そう考えれば、広い視野で考えていくべきテーマはたくさんある
という事になります。私もたくさんのテーマやゲストを企画していますが、
 ぜひラジオをお聞きの皆さんからも、「こんなテーマを取り上げて欲しい!」というご希望があれば、ぜひご意見をいただければと思っています。

西村 番組のタイトルやコンセプト、今後の出演者の予定など、おかまいない範囲でご披露いただけませんでしょうか?

笹岡 大西みちるさんの番組タイトル、コンセプトの説明もございました。それに続きまして「いずみのどこでもトラットリア」という形ですね。ずっと言い続けるテーマは「笑顔を繋ごう」ということです。


 また実は秘密兵器を用意しています!サプライズゲストについては放送当日に明らかになると思います。いつもこうしたほうがよいと思いましたら、いつも私は、いつも思い込んだらまっしぐらで、無謀なアポなし突撃はザラにある私ですが今回も、直接ご協力をお願いをして快くお受けいただきました。


  きっと高知にお住まいの皆さんならご存知の、ある有名なミュージシャンであり、ラジオパーソナリティも20年近い経験をお持ちの、とても素晴らしい方です。
 もうお分かりの方も多いと思いますが・・・・次回の放送まで楽しみにしていてください。

西村 大西さんもスタジオの外へ出られて公開収録を検討されているように聞きました。笹岡さんの場合はご自身が「突撃レポーター」と聞いていますのでいろいろ計画をされるのでしょうか?
笹岡 いろいろと挑戦していきたいと思っていますので、皆さん楽しみにしてください。
ユニバーサルデザインシールの実例 高知県政策総合研究所主催ユニバーサルデザインシンポ
笹岡和泉さんのブログ http://uhouho.cocolog-nifty.com/
福祉住環境ネットワークこうち http://www2.inforyoma.or.jp/~uhouho/
生き活きサポートセンター うぇるぱ高知 http://welpa.cocolog-nifty.com/welpa/