前向きの姿勢の秘訣について
  今週のゲストはのむのむサラダ代表の浜なつ子さんです。今日のテーマは「前向きの姿勢の秘訣について」お話をお聞きします。
 実は浜なつこさんは若い頃ジャズダンススクールを経営されておられ、倒産された経験があるように伺いました。普通の人はなかなか立ち上がられいようですが、その後もいろんなご商売をされたくましく頑張っておられます。
それは浜さんがくよくよ後から考えない性格であるからなのでしょうか?常に前向きに考え るからなのでしょうか?

 そうですね。わたしはいつも「崖っぷちでジャズダンスを踊っている。」心境なんです。

 でもいくら考えてもやるしかないと言う「結論がでていますので、頑張っていると言うところです。

浜なつ子さん
 今回のフクちゃん青汁工房の創業にしましても、社会的な信用が必要です。そのあたりはどのようにして再構築されたのでしょうか?
 今でも完全に信用が回復しているとは思いません。ただひたすらに働いて、「夢は見るものではなくて、かなえるものなのです」。夢をかなえるるためには大変なエネルギーを要します。そのエネルギーに周りの人たちが振り回されているのではないでしょうか。
 でも周りの人には口には出せないほど感謝しています。
 ジャスダンススクール倒産後は、養毛剤のメーカーもされておられ成果をあげたようにも聞 きました。全く顧客が異なるとは思います。販売が上手くいった理由はどんなところに あったのだと思われますか?
 今思い出しました。あの頃はお金に困っていまして、何か儲かることはないだろうか。そういう気持ちでいろいろ見ていましたら「育毛」を考え付きました。
 九州の再春館がその当時していましたテレマーケティングという当時は珍しい「サンプルを差し上げます」という販売方法を研究しました。その販売方法を研究しました。その内部資料を取り寄せ勉強した結果、育毛システムを結びつけたのです。
 ただ私の信用では駄目なので、NTTパステルに話しに行きました。NTTパステルとタイアップしてテレマーケティングで「「育毛商品」を販売することになりました。高知でははじめての試みだったと思います。
ジャズダンススタジオ閉鎖後に取り組まれていた「育毛」セールス。
 アイデアと顧客志向の考え方が「当たった」ということなのでしょうか?

 そうですね。とりあえず2億円ほどは販売していましたから。当たったと思います。そして大手メーカーからいろいろお話がありました。大手メーカーを退職してうワークスクリニックスの育毛剤の販売会社を設立した人も出てきたぐらいですので。かなりの影響力はありましたね。
 高知県は長引く不況と、地方切捨てのムードや、相次ぐ県外資本の進出なので、元気のある 経営者は少ないと思います。浜さんから特にお話したいことはありますか?
 不況であるとか、地方の切捨てであるとかいろいろと言われています。そんなことを理由にしたくはありません。とにかく私は人生には「夢がある」と思っています。
 仕事は必ず苦しい山がありますけれども、いろんな苦しい山がありましても、きっと山の向うには夢があると。私は信じています。

 事業に行き詰りそうになった時、浜さんはどのように切り抜けますか?また従業員をどのよ うにして励まされるのでしょうか?
 宗教家ではありませんが、毎日を自分の修行の場だと思っています。一生懸命働いて何かを悟りたいと思っています。
 常に前向きな姿勢は「青汁」をいつも飲まれているからなのでしょうか?やはり経営者は健康であることも必要なのではないでしょうか?

 浜なつ子さんによれば健康とは「適度な運動」「適度な睡眠:

 「バランスのとれた食事」です。現代人の食生活で不足がちの野菜を補充するための青汁ジュース他の食品群があるようです。

 やはり健康が基本だと思います。健康でなければ仕事も半分の能力になってしまいます。だからフクちゃん青汁工房は、エネルギーのある野菜をジュースを作って、皆さんに元気を与えようとしています。
 私は愚痴を言いません。行き詰った時や、いろんな問題がある場合で強気でいます。
 従業員から学ばされることも多いので、一緒になって一生懸命頑張っています。
 浜さんの年齢は「団塊の世代」ですね。世間一般では定年を間近にリタイヤを前提に考える人たちが多いようです。新たな創業をされることはとてつもないエネルギーが必要ですね。それは浜さんがいろんな人たちから学ばれているのでしょうか?
 同窓会などへ行きましても、この人たちと私は同じ年なのかとショックを受けることがあります。でも私の周りの人たちに恵まれています。厳しい商売の中で生き残られ、成功された人がいます。そのひとたちに「生きた学問」を学ばされてもらっているからです。
 「浜ちゃんのやっている商売などあかちゃんのやることや」と言う人もいます。自分より経験豊富な人の中にいませんと私は落ちつかないのです。当たり前のことを言われて、お世辞を言われてそのなかでは何にも生まれないことが実感でわかっています。
 厳しいことを言われ、本当に生きた学問を教えてくれる人の中にいつも飛び込んで勉強しています。それがわたしのエネルギーの元だと思っています。
若い頃の「団塊の世代」。まもなく大量にリタイヤします。同世代の浜なつ子さんは、新たな創業に挑戦されています。
*挿入している写真は浜なつ子さんに提供いただきました。