四国アイランドリーグの今後の見通しは?
 今週のゲストは、四国アイランドリーグに所属する高知ファイティング・ドックスのマネージャーである平岡美香さんです。今日のテーマは「四国アイランドリーグの今後の見通しは?」でお話を伺います。
 四国をエリアとする独立プロ野球リーグ。大変ユニークな試みであると思います。発足したばかりなのですが今後の発展も気になるところです。
 「日本のプロ野球や大リーグを目指す若者達の育成をめざしています。」とのことです。実際にその道はあるのでしょうか?四国アイランドリーグにプロ野球のスカウトたちは見学に来ているのでしょうか?
 

 はい。もちろんプロ野球選手を目指して四国アイランドリーグに入って来ている選手たちばかりです。ひたむきにプロ野球選手になりたいという思いを満載で、プレーや練習に励んでいます。


 実際に練習をプロ野球のスカウトの皆様も見学に来られています。

平岡美香さん
 実際に高知市営球場などで、プロ野球のスカウトが見ているということですね。
 高知市営球場だけといわず、いろんな球場に来ています。「今日はこちらの球団の方が来られている」という情報が入るときもあります。
 確か四国アイランドリーグの監督やコーチも全員プロ野球の経験者でOBではなかったでしょうか?
 そうです。
 そうしますとプロ野球の技術もありますし、人脈も各人持たれているということですめ。
社会人野球球団や学生野球などとの交流や試合などもあるのでしょうか?
「地域に密着したプロスポーツとしての野球を通じ、地域社会の発展や青少年の育成、野球のレベルアップなどに貢献します。」とあります。学生への指導もされているのでしょうか?
 はい。社会人野球や、高校野球などは、[プロアマ規定]などがありまして難しい面もあります。小学生を対象とした野球教室を開催させていただいています。
 実際に高知ファイティングドックスの監督、コーチ、選手全員が行きまして、丁寧に野球の指導をしました。小学生と[交流戦]と言いますかゲームで試合形式でしました。
 子供達の野球に対する熱い思いを引き出すために貢献をしていると思います。
 収録の様子です。ご多忙の中駆けつけていただきました。平岡さんの守備範囲は大変広いことを理解することが出来ました。
 それは開幕前のオフシーズンの時にされたのですね。今はシーズン真っ盛りですのでなかなかそういうことは出来ませんね。
 オフシーズンになれば交流試合とかなんかが予定されているのですね。
 そうです。少年野球教室などは頻繁に行って行きたいと思っています。うちの少年野球チームに来て欲しいというリクエストなどありましたら、是非球団事務所まで連絡下さい。
 それは指導と言う形で、講師派遣や技術指導をされるのですね。
 野球教室はそういう形になりますね。監督。コーチ、選手たちが実際にご指導をさせていただきます。
 現在4チームでリーグを運営されています。将来増える可能性がありますか?
交流試合をプロ野球でも導入されました。例えば韓国の球団と試合をするとか、台湾のチームと試合をするとか。可能性はあるのでしょうか?
 わかりません。IBLは四国をエリアをしていますし。九州や東北などで独立リーグの構想もあるようですし。実際に立ち上がれば交流戦などは可能であるとは思いますが・・・。
 四国アイランドリーグ選抜と今話題の欽ちゃん球団が試合をするとか。そうした案はありますが、まだ公式に言える段階ではありません。海外チームとの対戦とか。
はりまや橋商店街での交流の様子です。
非常食も経験しました。
 
 サッカーは「天皇杯」というシステムがあります。高校生でも大学生でもプロチームとの対戦が可能です。1発勝負の醍醐味があります。野球界にはそうした構想はないのでしょうか?
 そうですね。野球界と言われますと私の立場からはお話しすることは難しいですね。やはり高校野球が盛り上がるのは、1発勝負であるからですね。トーナメント戦ですね。野球でもこういう対戦試合を見てみたいと思いますね。
 天皇杯でもJ1のチームが高校生チームに得点されたこともありますし。真剣勝負ですので何が起こるかわかりません。
 選手に「定年」はあるのでしょうか?だいたい24歳前後ですが、年齢が上がると退職し別の道を歩むのでしょうか?地域の指導者、監督への道はありますか?全員がプロ野球選手になれるわけでもありませんし。夢を断念する若者達もなかには出てくるとは思いますが・・・。
 全員がプロ野球選手になれるかと言いますと、厳しい世界ですので全員に可能性があるとは言えません。そういうことも考えまして選手たちの[セカンドキャリア」を考慮もしています。
 オフシーズンに選手たちを一般企業や店舗で働かせていただくことを検討しています。野球だけでなく社会に出てどういうことをしなければならないのか。仕事とはこういうものなのだ。という社会常識なども身につけます。もし野球選手と別の道を歩むことになっても可能な道もシステムとして検討しています。
 野球漬けだけでなく社会常識をハングリーな条件のなかで教育されることは選手にとっても、地域社会にとっても良いことですね。野球に限らずスポーツのエリート選手は、社会常識のない人が多いですね。婦女暴行した大学の野球やサッカー選手。障害事件をおこしたラグビー選手。そのなかでは大変良いことを四国アイランドリーグはされてります。
 是非成功するように頑張ってください。
 私達も球団関係者も頑張ります。県民の皆さんは是非高知ファイティングドックスの試合には球場へきてください。応援をよろしくお願いします。
6月番組に戻ります