社会の変化と教育ー情報
 
今週は土佐女子短期大学講師の伊藤一統さんがゲストです。今日のテーマは「社会の変化と教育ー情報化」です。土佐女子短期大学には、パソコンルームがあります。60台のパソコンが揃い、2台づつ机にならんでいる間にモニター用のディスプレーがあります。前方には大きなプロジェクター画面もあります。
 パソコン教育や、初心者用パソコン教室も開催されました。

高知県の「情報化戦略」も進展しています。教育現場にも情報 機器がどんどん導入されています。高知でもかなりパソコン、インターネット携帯電話などの普及が著しいですが…。

情報化ということで真っ先にイメージされるものはパソコン、というものでしょうが、これの学校現場での普及率も100%になっているという状況にあります。
 学校教育の中でパソコンの基本的な構造や仕組みなどはきっちりと教えられていないように思いますが?
学習指導要領の改訂により、国語や数学などと並び「情報」という科目が高校段階に整備されるなどの方向にあります。

土佐女子短期大学のパソコンルーム。市民向けのパソコン講座の様子。
パソコンルームには60台のパソコンがあります。2台並列で並んでいます。


前方には大きなモニター画面と、受講者のパソコンの隣にはモニター用の画面があります。

 
ある大学がインターネットでの入試を行うなどという話も聞きましたが?
募集戦略の工夫とも関連して行われていますね。ですが、それだけでなく遠隔授業といい、ブロードバンド時代にあって、自宅にいながらにして受講できるというようなことにもなってきています。
パソコンは本来、技術者用の機械だと思いますが、学校教育の目標のレベルはどこのあたりなのでしょうか?
このあたりはきちんと確立されていないように思います。個人的には、「パソコンを教える」ということが情報教育の中心にあってはいけないのではないのかと思っています。パソコンはひとつの道具であるということを前面に押し出すべきでしょう。
パソコンなり情報を教える側の教育のほうが難しいのではないでしょうか?
おっしゃるとおりですね。パソコンを使っていなかった世代が教える世代になっているわけですし。
情報化という言葉はとても広く、それを絞り込むということが情報教育上では大事だと思いますがどうでしょう?
パソコン万能ということがいわれていますが、それだけに何を教えていいのかという目的が確立しにくいですね。
習う側のニーズがはっきりすれば教え甲斐もあるのでは?
そうかもしれませんが、子どもたちに導入的な教育を行うのが当初目標となっていますので、したいことというところまでカバーするのは難しいように思います。
以前に父も伊藤さんのところの土佐女子短期大学でのパソコン教室なんかに参加させていただきましたが、ああいった社会人・超初心者向けのパソコン教室なんかもあってほしいのですが…。
自分も学校教育でパソコンを習ったことのない世代ですが、そうした世代への対応策としてはこうした講習会も大切だと思いますが。
初心者講習会の講師役やサポート役の方々がむしろスキルアップになったとも聞きましたが?
大学での市民向けパソコン講座の講義風景。
パソコン受講者に学生が、アシスタントとして指導しています。
学生も「教える」ことにより、より技量が上達します。
教えることほど勉強にあることはありませんし。学生も「初心者教室」のアシスタントをしていると自分も大変勉強になったと言うことです。卒業後情報処理関係の会社に就職した学生もいます。
若者のコミュニケーション能力の低下ということに対しても、こうした教室においての異年齢の交流はお互いにいい効果があるように思いますが?
確かに、パソコンというきっかけを通じたいい機会だと思います。
Q中高年層の方でパソコンを購入してしまったが、IT講習会はなくなってしまった、ということもあります。
今の世の中、情報化が進んでいるといいながら、まだパソコンが必要というレベルまではいっていない状況がありますし。IT講習会なども受けられても、使わなければ、ということもありますね。