たからちゃんのまちづくりとは?
 今週のゲストは川窪財(たから)さんです。今日のテーマは「たからちゃんのまちづくりとは?」でお話を伺います。
 デザイン事務所経営、ソーホーベンチャー協会理事長という多忙な業務に加え、川窪さんは「寸暇を惜しんで」まちづくりの活動を多方面で展開されています。
今、川窪さんが関わられているまちづくりはどのようなものがあるのでしょうか? おかまいない範囲でご紹介ください。
 、まちづくりというのはどうかと思いますが、「子育てネットワーク」と言うものを仲間と一緒にやっています。
 まぱはーと高知という活動をしています。それは、子育てを支える中間支援的なことを出来たいなと思います。
 自分たちがすべてをするのではなくて、いろんな活動をされている人のサポートをしたり、自分達が出来ないことをともにやっていく。潤滑油とか推進役になったり、少人数ですがすることはできないかということで、仲間と一緒に運営しています。
子育て支援ネットワークなどもされているようなのですが。具体的にはどのような活動なのでしょうか?子育て中の父親の支援なのでしょうか?
高知市こども劇場も親子の対話を重要視しています。
 
 お母さんもありますし、お父さんもあります。仲間と言いましたのは、応援しているメンバーと、父親母親の支援。これは単純に子育てで話に、仕事のこととか。いろんな部分でお父さん、お母さんの悩みとか、子育てに関する悩みを支えあいたいなと思います。
 私も随分昔のことですが、子供達が保育園に通っていた時は、保護者会とういうのがありまして、奉仕活動や、バザーや、夕涼み会活動をした記憶があります。そういう活動とは別に子育て支援の活動はあるのでしょうか?
 大きくいえることではありません。定期的にやっていますのは、春先には転勤で高知へ来られたお母さんの集いをしています。転勤族ファミリーの交流会とかをしています。
 ささいな事ですが、親子で楽しむイベントとか。一番大事なことは、本当の悩み事をメンバーで支えるシステムづくりをすることが、これからの重要な課題では内科と思います。
 
 以前ゲストに来ていただきました高知市こども劇場の北村絵里さんに「劇の観賞するだけではなく、子供達と一緒にキャンプへ行ったり、絵本の読み聞かせをしたりしています。」ということを聞きました。
 そういうことも大事でしょうし、こども劇場さんとこころとの連携も大事ではないでしょうか。
 私達だけでやるのではなくて、いろんな人達との交流が大事で、横の広がりも大事です。ほぼ皆さん同じ思いを持ってやっています。同じ思いを持っているのであれば、ひとつにまとまってほうが良いのではないかと。
 その「長」になりたいのではなく、「繋ぎ役」になりたいのであって、身のある支援をしたいなと思います。
若者交流文化の推進なども、様々な活動をされているようですが、どのような活動なのでしょうか?ご紹介下さい。
 
 文化とは言えないかもしれませんが、ソーホーベンチャー協会の一つの役割として、大学生が社会に出るまでの役割として、その期間に、「社会と大学との間を繋ぐ」ことをしています。
 一緒に考えたりしています。夏休み前後に学生達が集まり一緒に議論をしています。わいわいとやっています。
 「仕掛け人 市」とかそういうイベントなんかでしょうか?
 それとは違います。「卒論」の一歩手前のテーマ探しのようなものですね。以前は高知県の行政の仕事でありました。一連の予算削減もあり、今年からなくなりました。それを「手弁当」でやっています。
 それは以前番組にも出演いただいた槙野秀俊さんが高知大学生時代に「プロジェクトK」とかいう企画をしていました。あのようなものなのでしょうか?
 そうですね。一応委託されてやっていましたが、今年からは手弁当でしています。せっかく2年間やってきましたので、ノウハウもありますし。これをなおざりにするのはもったいないですから。
 ご自身のblogに「たからちゃんのたからは人財のたから。」と書かれています。「心が喜ぶ小さなことをみんなと一緒に少しづつ」ともあります。手ごたえはどうなのでしょうか?
 それは私がのらりくらりでお恥ずかしい部分もあります。いろんなことを経験していくうちに最終的に大事なものは人と人とのつながりであると思いますね。それが財産の財の1文字で「たから」と読む名前ですので、覚えていただいています。
 「たからちゃん」と年甲斐も無く言っています。blogそのものは、パワーがあるとは思ってはいません。あくまで「手段として」活用しています。やはり自分のいい思いを書きますと反応もありますし。次に実際に会う場合の繋ぎ役にもなりますし。
 ネットワークと言う言葉ですが、ある方に教えていただきましたが、ネットしてワークして、人が繋がります。ネットワークは人と会って繋がります。
 川窪さんのまちづくりの活動に壁はありますか?あるとすれば何が問題なのでしょうか?
 壁は自分がつくっているような気がします。こうしたことに関して主体性がどこまであるのかが、はかりであると思います。自分も出来るだけ頑張ってはいますが、結果時間もお金もありませんし、やれることには限りがあります。その思いは同じように共感いただきまして、「私はこれをやる」と感じる人が1人でも増えていただいたら、良いと思います。
 それぞれ忙しい時間を過ごしています。同じ思いを持っているメンバーが1人1人が増えていくことが理想です。