新しい雇用創造の可能性について
 
 山中運送リサイクルセンターは、缶・ビン類等の収集や分別と整理、作業場の整理などを工程に組み込んでいるようです。
 環境教育への取り組みもご紹介いただきましたが、新しい雇用創造の可能性もあるように伺いました。不況の中での雇用創造は可能なのでしょうか?
 
) 不況の中での雇用創造は可能なのは、作業工程に熟練が必要でなく労働上の危険性も少ないか らとの事ですが、では身体的なハンディのある人の短時間就労も可能ですか。
 もちろんです。更にハンディのある人の就労をサポートし、マネージメントする為の管理者も必要となってきます。
 ここでいう管理者とは、企業等で管理系の業務を経験されてきた、中高齢者(定年退職・リストラ等)でも可能です。
 環境関連事業は、様々な雇用を生み出す可能性を持っています。
2)作業終了後の清掃作業も重要な工程になっていますね。そのため作業所は常に清潔な環境が保 持されて、同様の回収分別事業所とは大違いです。清掃作業も比率の高い作業ですので、雇用の 創造になるのですね。
 
* より雇用を創造するためには、事業所の理解を促進させ、回収量を増加させることが大切なの です。不況で環境保持の気持ちも萎えがちです。回収物が目の前から消えれば後は無関心になる のではなく、分別、最終処分まで関心を持っていただきたいのです。
 
3) 回収物が増えれば雇用の創造は大いに可能です。ハンディを持たれた人たちは短時間
  就労が可能であり、午前中、午後と分けて多人数の雇用が可能です。管理者の雇用も
  生まれますね。

 
*  市町村の回収ステーションに出されたら回収できません。将来的には回収に回る頻度を増加  させ、独自の回収ステーションを設置するなどの対策が必要かと。
  もともとが運送屋ですので、足回りは良いのですから。皆さんの協力とと知恵の総和で雇用を  生み出していきたいと思います。
 
 
社会の指導者層にのぞむ事
 
 盛本さんは30代で、社会の中堅世代と言えます。現在企業の経営者や行政や社会の指導層は、40代、50代の人たちが中心です。
 その人たちにパワーを感じない、波動を感じられない「物足りさ」を感じているそうですが、それはどういう点なのでしょうか?

 
1)言うていることと、実行していることの落差が大きい点もありますね。今社会や経済のシステムが大幅に変革されています。指導者層が明らかについていけないように思えますが。
 
 以前働いていた会社の上司に、『出来ないんじゃなくてやらないんだ』と言われた事があります。これを一度でも口にした事のある方で必要最小限のITについていけないと諦めている方は、今すぐ辞職された方がいいでしょう。そんな事じゃ今の時代、乗り越えていけないでしょうし、僕ならそんな上司要りませんね。なら出て行けと言われれば、出て行きますよ、家族の生活がかかってますから。そんな向上心のない人材が管理職として認められている様な会社に、将来をかけられませんしある様に思えませんから。
 
2)パソコンの急速な普及もあり、40代、50代の指導層は使えない人が多いようです。社会的、世代的にも大変な年齢なのでしょうが、必要以上に緊張しないで良いと思いますが。
 
  必要であれば『頭を下げて教えを請う』、『解るまで諦めず聞く』事です。
 ある程度その年齢の方々は自らの手で何かを起こし、今の日本を支えてきた方々ですから、多分自分で何とかしたいと考えているんじゃないでしょうか。だからこそ自分の力で何とも出来ない事に対して、仕方がないとか年齢を言い訳に逃げているんでしょう。
 所詮道具です、ただかなり高度な作業が可能なだけであって全てを使いこなす必要は無い訳です。全てが使いこなせる若者も一握り以下ですから。

 
3)「上の世代(60代、70代」)の動向を気にしすぎると思います。高知は知事も市長も50  代半ばなのだから、体力も気力も経験もある年代なので、「思い切った」政策なり,施策を打  ち出してほしい。守る時代ではありませんから。
 
 これは否めないでしょう。そういう考え方をする様に教育され対応する事が優れていると評価されてきた世代ですから、今更長たるものとなってもその教えから逸脱出来ないでしょうね。言い換えると逸脱した事で失敗をしその責務を負うだけの勇気と覚悟と、何よりも器が無いでしょうから。

 
4) 私心を捨てたリーダーが現れたら、若い者はとことん付いて行きたい気持ちはありますどうしても自己保身や、邪心が見えるとついてはいけません。社会経験と熱き心は矛盾するとは思いますが。
 
 私心を捨てる必要は無いかも知れません。
 それよりももっと野心を持って突き進んで欲しいですね、その野心次第でついていくかどうかを若者が判断すればいい事ですから。
 今の若者は大きくてかなり感度のいいアンテナを持っていますから、先見性と判断力では勝てないと思います。共感を得る為には『これをやってる俺はこんなに楽しいんだ』という姿を見せて、その価値観を共有するしかないでしょう。給料や待遇で会社を選んでもその会社に将来を預けるほど、社会を舐めてはいないはずです。ただ働く意思のある人限定ですが。

 
5) 橋本知事もいろいろ言われていますが、4選目をやるべきでしょう。今おやめになれば、今までされていたことが、無になるからです。雑音を遮断し、やるべきです。
 
 橋本知事には何度もメールを送り、返事も必ず貰っています。もちろん県庁内のアドレスですから本人かどうか判断のしようはありません、判断のしようがないからそう信じてますけど。
 風通しの悪かった今までの高知県は腐っていますから、これからの高知県には橋本大二郎という風を当ててこれ以上腐らない様にしないと。
 そういう意味ではかなり期待しています。

 
6) 40代、50代の人たちは「後に続く世代」を意識した行動をしていただきたいと
  思いますか。
 
 後の事を考えている人の方が多いでしょう、今が危ないわけですから自分が生きている間は何とかしたいはずです。彼らよりも僕ら30代がしっかりと見極め、つぶれてもいいものはつぶしていく位の勢いが必要だと思います。
 その姿を見た20代が自分達の未来は自分達で切り開くという事を、理解し行動して欲しいと思います。