スーパーよさこいの印象度は?
 今週のゲストは、「土佐人がウキウキブキウギな高知周辺を見せちゃうき」の人気blogの作者である長瀬久美さんです。デジタル関係の会社に勤務する傍ら注目のblogを作成されています。今日のテーマは「スーパーよさこいの印象度は?」でお話しを伺います。
 今年もよさこい踊は東京の明治神宮に奉納され、8月27日、28日両日に盛大に開催されました。長瀬さんは現地に行かれたそうです。
原宿表参道元気祭スーパーよさこい2005なのですが、規模はどの程度なのでしょうか?想像がつきませんが・・あの表参道でよさこいを踊るのでしょうか?どれくらいの連が踊るのでしょうか?違和感はありませんか?
 そうですね規模と言うのであれば、91チーム5300人が踊っています。平均で1チーム60人ぐらいですね。高知のよさこいは177チームで19000人が踊られています。
 スーパーよさこいは会場が、6会場です。高知のようにストリートで流しで踊れるところは、表参道とNHK前のけやき並木ですかそこの2箇所だけなんですね。あとはステージでの舞台踊です。しかも表参道のメインの流しの踊は、28日日曜日のお昼12時15分から午後16時45分ぐらいの4時間半だけですね。それ以上はあのメインストリートを規制出来ないようです。
 表参道は、ご存知の方は、ギャップのところから、青山道の少し手前までで踊っています。帯屋町筋よりは短いようですが、なかなか長くてゆるやかな下り坂で踊ります。
 私も第1回と第2回に参加していました。1回目は下り坂に疲れましたけれども、2回目からは慣れまして、踊り足りない感じでした。違和感はありませんでした。
 東京のブランドショップが並ぶストリートで踊る爽快感がありました。「高知を代表して踊ゆうがや」という気持ちがありました。今年で5回目ですね。最初は20チームぐらいで、その半分が高知からでした。最初はなんかやりゆうけんど見てみようかという観光客の人達の反応でした。
スーパーよさこい2005の様子です。(写真は長瀬久美さん提供)

よさこい踊は明治神宮に奉納されています。大相撲の横綱の土俵入りと同様、伝統と格式が認知されたのではないでしょうか?なかなか大変なことであろうと思いますが、その雰囲気は感じられましたでしょうか?
よさこい踊は明治神宮に奉納されています。大相撲の横綱の土俵入りと同様、伝統と格式が認知されたのではないでしょうか?なかなか大変なことであろうと思いますが、その雰囲気は感じられましたでしょうか?

 そうですね。厳かにとり行われました。奉納の舞いをするチームは、被り物を外して(よさこいはだいたい被り物をしていマスね。鉢巻とか)。みなさん静かに座って見ています。
 伝統と格式とは違うでしょうが、よさこい祭りのエネルギーを受けていただきました実行委員の方が、よさこい祭りは人を動かすパワーがあると考えていただいたのだと思います。
 スーパーよさこいは、「高知のよさこい祭り」ということで宣伝されていますので、とてもありがたいことだと思います。観光客は凄く集まります。

東京在住のikukoさん提供の写真。2003年のものです。
同時に高知の物産展も会場付近で開催されていたようですが、観客の注目度はいかがだったでしょうか?また長瀬さんから見られて「こうした方が良い」とか思われたことなどはありますか?
 食べ物やさんが大人気ですごい行列でしたので、私はあえてそこでは食事はしなかったのですが、きちんとした高知の料理屋さんが作っていたのでそこそこの物は提供されたと思います。
にわかひろめ市場みたいな感じでしょうか?もっと高知らしく賑やかにできるといいなと思いました。ちょっと小奇麗だったかなと言う印象がありました。
 物産展のほうは賑わいに少しかけていたと思います。
あそこにおびさんマルシェを持って行って 高知の特産、物産を紹介したいですね。
 偏った企業だけではなく、お祭りの中の物産なので もっとワイルドにできたら人も呼べるのではないでしょうか?
少し型式ばっていると思いました。だから私は面白くなかったです。
ラ・ラ・ラ音楽祭やマおびさんルシェみたいに自分が面白くないものは人も面白くないですね。賑わいと楽しさを意識されると良いとおもいます。
高知の食のブース。大変な人のようです。スーパーよさこい2005 長瀬久美さん撮影

 観客として見られていまして、高知の場合と異なる点、良い点はどのようなところでしたでしょうか?衣装や音楽、踊など背景が異なりますがいかがでしょうか?
 やっぱり「よさこい祭り」は高知のもんですね。これは高知好きの私の意見です。
 私が感じる高知のよさこい祭りの熱気は他とは違うと思います。スーパーよさこいは、スーパーよさこいのお祭りだなという」印象ですね。
 最近は東京でも一瞬お!っというチームも出てきていましたが、やっぱり高知からのチームが目を引きますね。気持ちがえいです。安心して見られますし。一体感、すべてのバランス衣装、音楽、踊りどれをとっても高知のチームを勝るチームはまだいないようです。
 東京でも近い将来はでてきそうですけどね。
 良い点といえば、そうそう、新しくレゲーステージみたいなステージができていまして、結構有名なDJとレゲーのミュージックの中よさこいの衣装で踊ったり、また「ほにや」なんかはよさこいを披露して、東京の若いレゲーのにいちゃんにカッコイイと盛り上げてもらったり、高知の自慢が出来たかなと思います・
高知ではないノリだったと思います。

 案内パンフレットなどは良くできていますし、協賛も大手がどかんと入っています。さすが東京ですね。そしてボランティアの方々、警備員の方が徹底して道案内、交通整備をしてくれること。これは素晴らしいくピシッとしていると思いました。
 高知も地域の街の方々が自然とボランティアでささえてくれて成り立っていますそこが高知の祭りの良い所だと思います。

長瀬久美さん
 観客の反応はいかがでしょうか?ノリなどはどうなのでしょう?また観客ですが、年齢的にはどういう人たちが見ているのでしょうか?
 結構おとなしく見られていましたね。でも若い人達が楽しそうに見ていました。
 またこのイベントは継続していくのでしょうか?
 継続していくし、拡大していくと思います。進化していくでしょう。大手企業が協賛していますし。パンフもTシャツも、手ぬぐいも洒落ていますし。さすが東京だと思いますね。
 高知の地元の商店街の人達が汗だくでボランティアで手伝っていただいているのとは違いますね。イベントですね。
 踊っている人は変わらんですが、周りが違いますね。企業のブースではキャンペーンガール達が「どうですか」とかやっておりましたし、お祭りというよりはイベントですね。
 明治神宮に近いというのでステータスがあるので大企業も協賛しているのでしょうね。それだけに高知の物産展が今ひとつなの残念ですね。それは物産展に出す人達、現地にいかれている人達がその価値に気付いていないようですね。

 気付いていませんね。テントがふちにありまして、待ちゆう感じ。楽しんでやろうというのではありません。出ているのであればお祭り同様盛り上げないといけないと思います。
 高知~からお手伝いに行った方も仕事やからやらないかん、といういう意識も大切ですが、お祭りを盛り上げる感覚、お祭りを楽しむ感覚で高知を持っていかれるといいと思います。高知のよさこい祭りのようにね。
スーパーよさこい2005 http://www.yosakoi-harajuku.com/

表参道ギャップ  http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=35.39.54.997&el=139.42.32.330&la=1&fi=1&sc=3