県産材の活用について?
 
今週は高知県政策総合研究所主任研究員沢近昌彦さん、宮武禎さんに来ていただいています。今日のテーマは「県産材の活用について?」です。県土の84%を森林が占め、豊富な森林資源を有する高知県が、森林を保持しその資源を活用して発展していくためにはどのようにすればよいのでしょう。
森林は大切です。CO2や水害対策などで注目されています。経済効果を生みながら、
 資源を守ることが必要です・森林資源の5割が建築にうち7割が、住宅に使われています。
水源涵養税の導入がなされるなど、県民参加による森林の保全を目指す取組みが始まっていますが、森林への資金環流といった側面からはどのようなことに取り組めばよいのでしょうか。
地産地消に材木利用は住宅建設を促進すべきでしょう。確かに採算面が大きな壁です。
それには工法の工夫も必要です。
   
木を使った住宅というのは、ハウスシックなどへの対応や癒される住環境の希求などを背景に注目されていますが、一方、価格などの面で課題があると思います。県産材を活用した住宅建設の推進を図る場合にどのようなことが必要になりますか。
住宅単価を日か下げるための背策が必要です。1500万以下でなければ、住宅の取得は無理です。
総研が提案した県産材を活用した住宅振興方策の中に、「ライフスタイル・ギャラリ」ということが盛り込まれていますが、具体的にはどういったことでしょうか。
今の発想、システムでは難しいですね。無理をせず、発想を転換してコストダウンをはかります。皆が協力して森林経営者から、住宅建設業者までが、リンクすることが必要です。設計士や建築業者も参加して具体化する仕組みづくりに取り組んでいます。
個人の住宅建設以外にとりくむべき課題はありますか?
公共建築物もひとつです。それからバス停留所や、標識などを「ストリート・ファニチャー」としての役目も重要です。サインポールも大事です。そういう箇所からの取り組みも必要です。

高知県庁生協などが、設計管理協会などと協力して「土佐派の家」づくりにも取り組んでいます。また玄関口や門扉、塀などを個性的にしたいという需要は多い様に聞きました。

伝統建築をそうした、「ユニット」で活用すべきでしょう。そういうところで鍛えられれば、必ず市場に対応した「土佐派の家」が建つでしょう。