「職業としての政治」について
 
今週のゲストは高知県県会議員の高野光二郎さんです。高野さんは28歳。4月の高知県議会選挙に新人として出馬、見事に当選されました。若い人の「政治離れ」が心配されています。そして毎回低い投票率が問題になっています。今日のテーマは「職業としての政治」です。政治との関わり方、思いを高野さんに聞きたいと思います。
高野さんが政治を目指されたのは、中学時代だと伺いました。ご親類、縁者にも政治家はいなかったと聞いています。志望の動機は何だったのでしょうか?
最初は学生時代に自分自身の存在意義に迷った時期がありました。自分が何が足りないかを考えました。親類縁者もいないし、友人も政治には関心がありませんでした。
 自分で考えていくうちに政治が自分を打ち出していくのに適切だと考えるようになりました。自分の存在意義は政治を目指すことであると大学時代には確立していました。
 そうなれば迷いはありません。就職活動はせず、大学の教授の紹介で代議士秘書事務所へ勤務するようになりました。そして自ら頼み込み河野洋平先生の住み込みの秘書にもなりました。そこで政治の姿を体で覚えました。

高野光二郎さんの師匠である河野洋平氏。

小田原の河野氏私邸に「住み込み秘書」として4年間勤務されていました。

最近の「政治不信」それにともなう「低い投票率」。それについて高野さんはどう思われますか?若者の政治への関心を高める方法手段はありますか?
物後心ついた17〜8歳のころから政治の無関心が目立っていました。選挙中も私は街頭演説を100回やりました。「若いき頑張りや」とは言われました。しかし私が訴える政策などに反応が今ひとつでした。
「くにみつの政」も人気があるようですが。少年マガジンに連載され、女子高校生に人気があります。若者は政治に関心がないわけはナイトおもいます。市長候補者の自宅に押しかけ秘書になる。政治とお金や、公共事業の問題点などが、まじめに描かれています。
 
くにみつの政は、まだ読んでいません。早速研究してみます。
高野さんが目指している政治家、目標としている政治はありますか?またどういう点を自分の政治活動に生かしたいと思いますか?
政治家の目標は河野洋平先生です。政治は特別職ではない。みんなで一緒にしたい。大衆政治家を目指します。政策提言をめざす政治家になります。
  
  人間バランスが必要です。私は人や国や周りの人に愛されていました。そう感じます。
  若い頃悪いことをしていた人が、大人になっていいことたくさんする。政治家高野光二郎はそういうバランス感覚で、政治に真摯に取り組みます。
政治家秘書として5年神奈川で修行され、2年ほど前に高知へ戻られた高野さん。なぜ県議会議員だったのでしょうか?またどのような活動をされ、大勢の人たちと面談されていたのでしょうか?
そのうち5年間のうち4年間は住み込み秘書をしました。365日休みなしで、身の回りの世話をしました。3年ほど前から高知へ帰ろうと思いました。自分の神奈川での経験が高知のためにいかせるのではないか。今後数年で高知は変わるでしょう。高知市に一極集中していますが、高知県全体を見る立場にいたいと思いました。。中央政界とのパイプ、人脈
がありいますので、県会議員として高知県のために役立てるのでは思います。
  政治活動にはお金がかかると思います。国民もその事実を受け止めるべきでしょう。
  企業や政党や、労組の組織のない1個人は当選できません。活動資金を国民が自ら
  出して政治家を支援する仕組みでなければいけないと思います。
相当実際にお金はかかります。選挙だけでなく、日常活動でお金はかかります。事務所の経費、人件費で、議員歳費では到底赤字です。最近傾向が少し変わりつつあります。全国からカンパをつのる政治家も出てきました。インターネットで報告、カンパをつ  のる政治かもいます。企業や労組などの団体からの寄付ではなく、個人の寄付で政治活動がまかなえる政治家が理想です。
活動の報告、議会報告は支持者の人だけではなく県民に「情報公開」されていますか?
報告会を行っています。会報も発刊しています。若者達はITが得意です。ぜひホームページをこしらえ、近日中に公開します。