神奈川の経験を高知で生かすのには
 
今週のゲストは県会議員の高野光二郎さんです。28歳の若さで初当選されました。高野さんは大学を卒業後、国会議員の秘書をされ、おもに神奈川県で活動されていました。日本で一番豊かな地域である神奈川県。日本で一番貧しい地域である高知県。神奈川の経験を高知で生かす方策はいくつか考えられていますか?
確かに神奈川は先進県です。しかし高知は神奈川を目指してはいけません。高知は高知のよさがあります。高知らしさを打ち出すべきです。私は神奈川で政治家のスタートをしました。神奈川を持ち上げ、高知をけなすつもりは毛頭ありません。
 神奈川での経験や人脈を100%高知県づくりに役立てたいと思います。
 
神奈川県の市町村合併の事業進行は、すべて合併人口が5万人以上と高野さんに聞きました。なぜ5万人以上でなければいけないのでしょうか?
  地方自治への制約があるやに聞きました。そのあたりは高知県民は知らないと思いますが。
17年3月が合併特例法期限です。5万人以の自治体は地方交付税を従来どうり国は出す方針です。神奈川県は人口が多いので簡単ですね。
  高知県をふくめ全国的にも5万人以下の市町村合併が殆どです。
  平成17年3月までの期限では、国の言う5万人単位の市町村合併を多数こしらえることは難しいでしょう。現在の市町村合併は「第一段階」です。近い将来もう一度市町村合併門問題は出てくるでしょうから。
高知県の市町村合併は、高知市との合併構想以外は、5万人以下です。人口が少ない過疎と高齢化が進行する高知県では、無理なのではないのでしょうか?
極論ですが、衆議院の小選挙区ぐらいの単位で高知県は3つの市でいいのではないかと思いますが。
さきほども申し上げましたが、一時的な合併が17年3月まであり、その後、「大合併」があるでしょう。大事なことは、合併を決まるのは国や、県ではありません。住民です。合併問題は住民主体、住民主導でおこなうべきだと思います。
将来はそうなるかもしれません。でもそれは住民が決めることです。
 あくまで私個人としては自分の住んでいる町の名前がかわることは、若い感覚ではわくわくします。市町村合併は難しい問題がたくさん出てきます。あくまで住民主導で検討すべき課題です。若い人の議論への参加が少ないようなので、活動の中で高めていきたいと思いますね。
神奈川県は政治的にも少し「先進的な」感じがします。昔は新自由クラブがありましたし、今は横浜市長になった中田宏氏もなかなか若手で活動的です。そういう「政治風土」や風があるのでしょうか?
政治的なプログラムがしっかりしていることでしょう。また40歳代の政治家を多数輩出しています。また松下政経塾の出身者が多いのが特色です。政党や既成の組織を頼らず独自の政治理論や政治活動をして政治家として活躍している人が多いところですね。影響は受けました。
高野さんはその神奈川の地で6年にわたり、国会議員秘書をされていました。地元秘書で苦情処理など大変だと思いました。神奈川の人脈を生かすのなら、高知県の発展のために最大活用できそうだと思いますが?。
私高野光二郎を高知県発展のために、利用していただきたいのです。5年間の人脈は神奈川だけではありません。中央政界や関東圏の経済人とも広範な人脈が出来ました。
 人脈は目的を明示して活用すべきです。しかし、お願いだけでの陳情は今の時代得策ではありません。目的を明示し、目標を明確にして高知県づくりをしましょう。