国政の動向について
 今週のゲストは、高知市市議会議員の武内則男さんです。武内さんは民主党高知県連の幹事長をされています。昨年は参議院議員選挙、高知県知事選挙、一昨年は高知市長選挙にも関わられていました。
 かつてはNPO高知市民会議の理事もされていましたし、地区労の代表者もされていました。市民運動や労働運動にも詳しい人です。
 自民党が今年は結党50周年です。日本国憲法を改正する法案を国会に提出するよう に言われていますが、どうなのでしょうか?

 そうですね。言われるように自民党は結党50周年です。日本国民の世論調査でも7割近い人が、憲法の改正を容認すると言う結果が出ています。 
 ここには大きな自民党の意図と狙いがあります。次期の衆議院選挙に憲法問題を大きな政治課題に挙げて衆議院選挙を戦いたい。それが今の自民党の狙いです。
武内則男さん
 この憲法改正ですが、昨年自民党の中で起草委員会ができました。高知県選出の中谷元衆議院議員が委員長になられましたが、自衛隊の制服組が関与させたと言うことで自認しました。後任には森喜朗(元首相)が起草委員長になりました。
 その上に内閣総理大臣が責任者で就くという体制です。本来なら憲法を守るべき立場の内閣が、総理大臣がその責任者になると言う、なんでもありの世界になっています
 そうした中で憲法改正問題が政治の課題として、自民党はやりたいと言うことです。
この改正は森喜朗さんが総理大臣のときに「神の国発言」だとか「無党派層は(選挙の時)寝ていてくれ」という発言のように、愛国心を入れながら、日本を軍事国家に変えていくと言う非常に危険な動きになっていくのではないかと思っています。

イラクへの自衛隊はアメリカの要請によって派遣され、昨年12月14日に、1年間の派遣延長が閣議決定されました。

「日米同盟」が軍事同盟として強化されつつあるようです。

 一方民主党の立場はどうなのでしょうか?岡田代表は、護憲論者ではなく、憲法改正も含めた国民的議論が必要であると言われていますが・・・。
 そうですね。民主党も自民党の政権を変える。政権交代を目指して今戦っています。憲法論議は、党として十分な議論は必要だと思います。ただ中味の論議として、「人権としての外国人の問題」などはしっかり変えなければならないと思っています。
 民主党の岡田代表は、国政選挙で自民党を上回り、政権を奪還すると言われていま す。その構想の進展具合はどのようになっているのでしょうか?

 はい。一昨年の衆議院議員選挙、昨年の第20回参議議員選挙。いずれも比例獲得票でいきますと民主党は第1党になっています。そのなかで民主党が政権を奪取できないのは小選挙区で自民党に負けているからです。


 それも地方で負けています。それが大きな課題ですので、3月末までに全ての小選挙区に空白区を埋めまして、候補者を擁立し、何時選挙があっても良いように体制を300小選挙区すべてに敷いていきます。

 小選挙区の選挙といいますと、当選者は1人ですね。「自民党VS野党」と言う形になります。野党はばらばらに各党から立候補し、自民党は1人出る。これでは自民党が勝ちますね。
 野党協力というのは出来ないのでしょうか?イタリアでは「オリーブの木」のような政党間の協力体制が出来、統一候補を立て、総選挙で勝利しました。そういう動きはないのでしょうか?
 一昨年の衆議院選挙においては、選挙区で社民党との調整もやってきました。不調に終わることが多くて、そのあたりの共闘は難しいようです。民主党単独で全ての選挙区に候補者を出して戦う。そういう方針になっています。
 高知県の衆議院小選挙区はすべて自民党です。議席を獲得するめどは立っているの でしょうか?また候補者を公募するように民主党はしているようなのですが、どう なっているのでしょうか?
 2回の国政選挙で、高知県におきましても民主党は自民党と対等な比例獲得票が出てきています。何としてでも、高知1区で、小選挙区で自民党に勝利することです。それを最大の獲得目標にしながら、2区、3区に候補者を擁立します。
 現在3区で候補者を公募しています。4名の方が公募いただいています。昨年の12月から面接をしていまして、この2月までに3区の候補者もその公募の中から決定をしていきます。
 高知におきましても、小選挙区3つありますが、なんとしても風穴を開けたいと思います。
 2004年の参議院選挙。地方区で民主党推薦候補は、自民党現職を破りました。その応援風景です
 
 インターネットでの選挙を民主党は主張していますが、実現される見込みはありま すか?
 そうですね。若手の国会議員が民主党の中でも増えて来ています。また今の情報化時代、流れのなかで十分に対応できる素質を持った国会議員もどんどん出てきています。
 そうしたインターネットの選挙も具体化していく取り組みもしています。
 今後は現実味を持ってくるのではないかと思います。