現在若者気質について
 
今週のゲストはアールシステム代表取締役の山本英雄さんです。今日のテーマは「現在若者気質について」です。山本さんは高知高等学院(サポート校)も経営されています。卒業しますと高校卒業資格が獲得できます。様々な理由で「学校へ行けなくなった」若者達ですが、彼らはどう立ち直り、どう行動していったのでしょうか?
現在広い定義で「ひきこもり」と言われている人達は日本に200万人いると言われています。一概には言えないとは思いますが、社会人として自立できるのでしょうか?
高知高等学院はサポート校として、高校を中退されたかたや、学校へ行けない方が、高校卒業資格を取得するためサポートする学校です。
学校へ行けない不登校の子供達や、中退者が多いですね。最近増加しているようです。高知でも増加しているのでしょうか?原因はなにでしょうか?
評価をひとつでしてしまうこと。周囲も自分もひとつ評価(たとえば学校の成績など)でしてしまうこと、思い込んでしまうことが原因でしょう。
成績によって、入学できる学校が決まる。進路もだいたい決まってしまう。そうするとコースから外れてしまうと勉強しても仕方がないというようになるのでしょうか?
若者達がそう思う込んでしまうことよりも、周りの大人たちが余裕がなく、そういう価値観を子供達に押し付けてしまうほうが問題ですね。私たちが子供のことは多様な価値観がありました。ある子供は勉強は出来ないけれど、腕力が強い。でも女子にはやさしいとか。
もしいじめっ子がいたらそこ子供がやっつける。それを先生方が見てちゃんと評価していました。しかし今は全然評価しませんね。「お前は点数がこれだけだ。だからお前はこれくらいの位置にいる」という評価しかないからですね。
学校でそういわれて、家に帰っても学校の成績で親に責められたら、子供も居場所がないのではないでしょうか?
そうですね辛いですね。居場所がなくなりますね。学校も行かない。家にもい居場所がない。家出をしたり、ひきこもりになったりします。厳格な家庭や、親が高学歴な課家庭に結構多いと思います。
価値観を親が子供に押し付ける。子供がナイーブなので、はみ出そうとします。本来は親がサポートしなければならないのに親が子供を追い詰める事例が心配ですね。
私どもの高知高等学院では、中学で1日も学校へ行けなかった生徒が、毎日学院へ来るようになった事例があります。子供の悩みに心を開き、本気で指導してあげれば、子供達は立ち直りますね。親でも先生でも同じことです。子供の悩みに心を開き、指導してあげれば立ち直ります。親も先生も心に余裕がないのが心配ですね。
個性の豊かな子供。心の優しい子供が不登校になってしまいます。今の社会は個性をそぎ落とし、顔のない社会になっていますね。「雪が溶けたらなにになりますか?」という質問に「雪が溶けたら春になります」という子供の答えは×になります。正解は水ですね。
個性を大事にしませんね。
学校へ行けなかった子供達が、高知高等学院へ入学されますと、毎日通学するようになっ他と伺いました。動機の引き出し方についてもう少し詳しく聞かせてください。また子供達の卒業後の進路などはどうなっているのでしょうか?
生徒は心に傷を持っています。「自分は駄目だ」とか周りの人達から言われています。感受性の強い子供の故に、心が傷ついています。そんな場合本来なら先生や親が気がついて、フォローをしてあげればいいのですが、先生方も親も余裕がありません。進学優先の傾向ですから子供達を見る時間的な余裕もないようです。
親も子供が言わなければ気がつかないケースが多い。学校へ行かなくなれば体面もありますので、子供をしかったり、無理やり学校へ行かしたりしようとして結果、追い込んでしまいます。
少子化で、子供は大事に育てられていると思うのに、かえって不登校や、ひきこもりの子供達が増加しているのは問題ですね。
なんとかしようとしてスクールは出来ました。少人数で行き届いた、心のケアを重要視しています。1週間、2週間と話すうちに、子供達は少しづつ心を開いてくれます。身体を縛っていたものが取れますね。
縛りが取れた子供達は、スクールへ毎日来るようになるわけですね。
そうです。普通なら高校も行けない状態であれば、自分の夢は実現できません。すべて諦めていました。でもここで3年間で高校卒業資格を取得することができることになりますと、全く諦めていた夢を再び持つことが出来るのです。
介護とか大学進学、海外留学、専門学校へ行かれた生徒達がたくさん居ます。
山本さんがスクールでとくに指導されることは、どういうことですか?おかまいない範囲で説明下さい。
自分を駄目だと思わないこと。自分の能力に自信を持つことことです。ひとつの価値観や尺度に縛られないことです。自分の可能性を信じることであると思います。