仕事と地域の活動の両立させる方法とは?
 今週のゲストは麸富・横山製麩所 代表の横山明さんです。横山さんは麩の製造の傍ら、地域社会への様々な形で貢献されてきました。
 今日のテーマは「仕事と地域の活動を両立させる方法とは?」でお話を伺います。
横山さんは麩の製造販売というお仕事の合間に、少年健全育成活動など地域活動をされてこられました。まさに「寸暇を惜しんで」されてきたと思います。その「思い」はどのようなところにあったのでしょうか?
そうですね。「寸暇を惜しんで」というよりは、「マイペーズ」でやってきましたね。私としては自分の子供以外の子供のために「何かやってくれませんか」という高知警察署の少年係りの方に言われたことがありました。
 自分としたら少しでも、一つでも多く出来れば良いのではないかと思っています。常にマイペースです。仕事を第一にしています。
横山明さん

地域の活動などではたまには仕事中である平日の昼間などの活動もあると思います。そのような場合はどのようにして時間調整をされていますか?
 昼間に地域活動があることがあります。その場合は仕事は夜にずれ込んでいきます。夜中でもやります。時間の調整をしながら今までやってきましたので。
横山さんは「仕事と地域の活動」の両立にたいしてどのような考えをもたれていますか?最近ではNPO法人などもでてきましたが。横山さんのほうからNPOなどに対してコメントなどはございますか?
 そういうのはありません。私はマイペースと言いますか、出来る範囲でしか出来ませんので。ひとつでも多く出来ればと思うだけです。
 自分が中心でやっているわけではありませんので、地域の人たちの結集がだいじですね。個人プレーでは上手く行きませんね。周りの団体の皆さんにお声をかけましてやっています。
 横山さんは麩の製造の傍ら、ホームページも自力で作成され、インターネットでの販売にも挑戦されています。仕事と地域活動のバランスはどのように調整されているのでしょうか?
配送前の横山さんの車の様子です。
横山製麩所の店舗です。
 地域活動はしょっちゅうしているわけではありません。マイペースと言いますか、あるときは集中してやっております。
横山さんが尊敬されている企業人は誰なのでしょうか?またおかまいなければその人の理念などご紹介ください。

 2人います。亡くなられましたが経団連の会長をされておられた土光敏夫さんです。当時は「増税なき行政改革」「財政再建」ということを強いリーダーシップで推し進められていました。
 結果的には今を見ますと「なし崩し」にされました。土光さんのようにこれからの時代は「はっきり言う人」が必要ではないかと思います。
 もう一人は岩村昇さんというネパールで医療活動されている人です。赤ひげさんとも言われています。
 あるとき偶然テレビで見ていました。肺結核がネパールは大変多いところです。お婆さんが死にかけていました。3つの山を越さないときちんとした治療の出来る病院はありません。岩村さんが「誰か背負って行ってくれる人はいませんか。」と呼びかけました。
 すると青年が通りました。青年はポーターでして荷物運びをしています。その荷物を置いて3日3番お婆さんを背負って3つの山をこえて病院へつれていってくれたそうです。
 岩村さんは青年に「報酬はいくら払えばいいのか」と聞きました。青年は「自分の若さとエネルギーを使っただけなので報酬はいりません。」と言ったそうです。
 ということで元来られた道を青年は歩いて帰ってたそうです。岩村さんは「ネパールが大好きになりました。」と言われていました。
 損や得やと言う価値観の世界だけではなくて、人間的な価値観はこれからの時代には必要であると言われていました。また人材育成でフィリピンなどで活動もされています。これからの日本にはこうした岩村さんのような人たちが現地の人たちとの「橋渡し役」になりまして交流が深まって行くのではないでしょうか。
ふ菓子です。県外の店舗でよく売れています。添加物の少ない健康に良いお菓子です。
 岩村昇さんに関する情報です。 

http://www.moralogy.jp/html/newmoral/newmoral_59.html

6月番組に戻ります