自衛隊の海外派兵論議は慎重に

 今日のテーマは「自衛隊の海外派兵論議は慎重に」 10月の国会にて「テロ対策法案」が、与党3党の賛成多数で可決されました。米軍のアフガニスタン攻撃の「後方支援」の為に、自衛隊船舶と、航空機を隣国のパキスタンに派兵するということです。

 日本は、日本国憲法第九条があります。交戦権を放棄し、紛争解決の手段として武力を永遠に放棄するという理想にあふれる憲法を私達はもっています。今回の国会審議は十分されたとは言えません。小泉首相や与党3党の関係者は、感情的になりすぎています。

 どうなのでしょうか?

1)自衛隊は日本国内を専守防衛する存在です。海外へ出て戦う訓練はしていませんし、機能もあ  るとは言えません。自衛隊を大変危険な交戦地域に派遣するのですから。

2)日本の役割は他にあるでしょう。難民への経済支援。アフガニスタン周辺国への経済支援。

  教育や社会基盤整備の支援をやるべきでしょう。

3)むしろ自衛隊は戦争集結後の、復興事業のお手伝いに行くべきでしょう。

  機雷や地雷の撤去。橋の仮設。井戸の掘削。PKO活動にしても沢山あるはずです。

* アメリカは中東地域の各国国民に嫌われています。

  自国の態度の反省も必要です。爆撃で事態が変化するのかは疑問です。

* 戦闘地域へ行く立場にいない戦後生まれの政治家は勇ましい。昭和1桁世代も同じ。

  二次大戦の悲惨さを味わっている世代は、こうした軽薄な結論は出さない。

  • 迷走している状態で、景気対策や来年のW杯は開催出来るのか、不明です。

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2002年3月1日