大丈夫なのか日本の初等中等教育  

 今日のテーマは「大丈夫か日本の初等中等教育」です。4月より全国の小学校、中学校、高等学校は完全週休2日制になります。授業時間も以前に比べ、 大幅に減少されます。一方私立の学校はといえば、必ずしも歩調をあわせるとは限りません。  以前もこのコーナーで取り上げました。台形を教えない。当用漢字も大幅に減少。基礎学力の 低下が心配されます。変わりに増加するのが「ゆとりの時間」。勤労体験やボランティア活動など が奨励されるようです。学校現場は変わるのでしょうか?

1)始まったばかりなので、具体的な影響が出始めるのは来年以降でしょう。   従来「詰め込み」とは批判されましたが、日本の初等中等教育はうまく行っていました。   計算能力、読解力、などは世界水準にありました。

2)ゆとりを出すことで、その「たが」が緩むものではないでしょうか?   一旦学力が低下しますと、取り返すのが大変です。自立心のない子供たちが「ゆとりの時間」   を活用できるのか心配です。

3)特に算数などは基礎が大事です。わからなければそれで良いというのなら基礎学力がつきません。私など大阪での小学1年のおり、「15引く7」が理解できず、わかるまで先生が、教室で教えてくれたことを今でも覚えています。分数なども躓いたら、それ以後の高度な計算問題や、演算などが出来なくなります。

* 現在の子供たちは物が豊富に与えられています。これ以上楽をさせる事はないとは思います。   

* 一方で大学入試は、「一芸入試」」などで入学した学生のあまりに低学力に大学側は危機感を抱きました。国公立大学は、入試科目数を増加させるところも出ました公立校と私立校との学力格差が一層つくのではないのでしょうか。

* 悪くは考えず、親同士が連帯し、子供に外国語や、パソコンを教える独自な動きがあります。   「学校開放」の動きとも連動しているようです。NPOなどの活動もされると良いでしょう。

* 受験勉強はかえって過酷になると予想されます。学習塾の費用がかさみ、親の負担は大変です。

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2002年3月1日