沖縄返還30年について  

今日のテーマは「沖縄返還30年について」です。今日5月15日は沖縄が、アメリカから日本に返還されてちょうど30年になります。 1945年6月23日以来、アメリカに軍事占領され、その後琉球政府時代を経て、施政権が日本に返還されました。それが1972年5月15日でした。当時の佐藤栄作首相は後にノーベル平和賞を受賞いたしました。沖縄返還すべていい事づくめだったのでしょうか?

1)それは本音の部分はわかりません。戸田さんのコーナーで沖縄糸満市のコミュニティFMとの生トーク番組がありますので、本音を聞いて見ると良いですよ。明治時代(廃藩置県)からそうですが、小なりとも独立した国が、東京から遠く離れた1県になりましたからね。

2)今になるとアメリカの施政権課下であり、しかも日本語が通じる地域は希少価値がありましたね。ドルが使用でき、交通も左右逆というのは希少価値。しかも税金が今より安かったから外国製品価格も安く買えました。

3)返還後も「特措法」と日米地位協定などで、米軍基地は巨大なまま居座りました。巨大な米軍基地との共存が強いられました。政府はなにかと、米軍が「事件」を引き起こすために沖縄に気兼ねし、沖縄に補助金を出しました。しかし殆ど効果はあがりませんでした。

* 橋本内閣時代の1996年前後が一番沖縄対策は熱心に推進されました。「全島フリーゾーン構想」がそうでした。しかし熱心な推進者であった梶山官房長官が死去し、橋本内閣も退陣してから、内容が大幅に後退しました。

* 現在は「金融特別区」構想や「コールセンター」の集中などが一部雇用対策に役立っています。日本国政府は「全国一律」の「社会主義的政策」をやりたがります。沖縄の個性はそれでは発揮されません。

* むしろ今後は「日本政府のたが」をゆるめ、「1国2制度」の実験場に沖縄をすべき でしょう。そのほうが経済的には発展すると思います。

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2002年3月1日