どうなる北方領土  

今日のテーマは「どうなる北方領土」です。 鈴木宗男議員の「ムネオハウス」で一躍脚光を浴びた北方領土。北海道東部の根室の沖合いにあります。国後、択捉、歯舞、色丹の4島が、「北方領土」と言われています。第二次大戦の終戦、ポツダム宣言受諾後の8月28日から、9月5日に掛け、旧ソ連によって軍事占領されました。1951年のサンフランシスコ平和条約で、「樺太と千島列島の 領有権」を日本は放棄しました。旧ソ連は調印していませんし、日本は北方4島は日本の領土と主張していますが。どうなるのでしょうか?

1)鈴木宗男氏は、ある種の現実主義者で、歯舞、色丹の二島先行返還論でやっていました。「北方領土」は日本の国土の一部だから、全部戻して欲しいというのは正論だが、現実には無理。ロシア側は日本からの経済支援は欲しい。妥協の産物だろう。

2)ロシアのような覇権主義相手の外交交渉は、軍事を背景にしないと難しいと思う。鈴木宗男氏の外務省への影響力は大きいものでした。その力なしに、対ロシア外交が出来るのか、また再構築できるのか疑問です。

3)陸地としては狭小で、しかも寒冷地。むしろ海洋資源が豊富であり、温泉もありますそちらの活用をしたほうが、日本にもロシアにも現実的です領土問題を出す限り、ロシアは覇権国家ですから譲歩しないでしょう。

* ただ日本領土であることはまちがいないので、国際社会での領有権は常に言い続けることです。日本領土ですから、経済支援は行うべきです。時間をかけて島に居住するロシア人を説得し、どちらに帰属するのか住民投票を仕掛けるびきでしょう。

* 1政治家の利権による投資でなく、堂々と支援すべきです。とくに漁業関係の施設などをすべきです。日本からの観光も沢山できるような施設も建設すべきです。

* 政治的な対立よりも、経済的な支援でのつながりの強化が、問題解決を早めると思います。きっちりと10年も継続すれば成果はあがります。「北風と太陽」の世界になると思います。

* 気長に、あきらめることなくやるべきです。

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2002年3月1日