とんでもない防衛庁個人情報リスト  

 今日のテーマは「とんでもない防衛庁個人情報リスト」です。防衛庁は、「情報公開」を請求した人の個人情報を防衛庁内で作成し、庁内のLAN にて閲覧できるシステムを構築していました。総務省は「個人を特定できなければ直ちに違法とは言えない」という見解です。電話会社などの個人情報漏洩に対しては「厳罰主義」で対応したのと対照的です。この問題はどう考えたら良いのでしょうか?

1)公務員は「身内に甘く、民間には厳しい」典型的な例ではないのでしょうか。   個人の基本的人権を「国民を守る」筈の防衛庁がしたのです。「厳罰主義」であ  たるべきです。

2)総務省の見解にもわかりますように「個人情報機密法」などは、役所の個人  情報調査はかまわないし、罰則もしない。民間人の利用を厳しく制約したも   のです。とんでもない悪法です。

3)「国民の知る権利」を制限し、「国民の知られたくない情報」を国家機関が所  有する。成立すればまさしくそういう事態になります。これは廃案にすべき  です。

* 防衛庁に情報公開請求を2回行ったノンフェクション作家の人も「人格攻撃さ  れた記述があるようなので許せない」と見解を発表しています。

* 総務省が厳罰にしないのなら、国民各位は防衛庁の関係者を洗い出し、追及  しなければなりません。総務省もあわせて追求対象です。

* 言論の自由と人権は自ら勝ち取らねばならないと改めて思いました。国家権  力は国民を守らないことがこの事件ではっきりしました。防衛庁の徹底的な  追及が必要です。

* この事実を曖昧にして「有事関連法案」などとんでもないことです。   

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2002年3月1日