終戦記念日の意味を考える  

 今日のテーマは「終戦記念日の意味を考える」です。自民党の麻生太郎政調会長は「終戦から半世紀も経過している。高校野球で1分間の黙祷を未だにしているのは、そろそろやめたらどうだろうか」と発言しました。終戦記念日の意味を考えさせられる発言でした。このコーナーでも毎年このテーマは取り上げてきました。日本では終戦記念日。近隣アジア諸国では日本からの解放記念日。アメリカ、イギリスなど連合国側では対日戦戦勝記念日」となっています。今一度終戦記念日の意味を考えたいと思いますが。

1)何十年たとうが「終戦記念日」は終戦記念日で大きな意 味はあります。「昔  のことは水に流す」という簡単な問題で はありません。韓国や中国のしつこ  さにはやや辟易しますが 、簡単に忘れれば良い問題ではありません。

2)「歴史的事実は」は残ります。世界大戦を引き起こした責 任は日本にはあり  ます。その反省から米国人が起草したとは いえ、立派な「日本国憲法」を保  有しています。

3)自衛隊は結成当時から、一度も交戦していません。これ は誇りに思っても   良いと思います。恥じ入ることはありませ ん。立派なことなのですから。

* 最近は終戦記念日の式典もやや「形骸化」してきている ようです。麻生氏の  発言などは、そのひとつです。

* 戦争を引き落として、果たして誰が経済的に得をするのかを 冷静に分析すべ  きです。国民大衆レベルで得をする人は誰も いないからです。

* 小泉首相の「靖国参拝」「教科書問題」によって、中国や韓 国との関係がぎ  くしゃくしました。不必要な「摩擦」だと思 います。

* たとえ100年経過しようが、終戦記念日の意味はあります 。歴史を風化さ  せないために、教育し、後世に伝承していか ねばならないと思います。

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2002年3月1日