政治リーダーには説明責任あり  

 今日のテーマは「政治リーダーには説明責任があり」です。最近あいついで、一世を風靡した政治リーダー達の表舞台からの撤収が目立ちます。議員秘書疑惑で国会議員を辞職した自民党の加藤紘一氏。秘書給与不正受給疑惑で議員辞職した辻元清美氏と、田中真紀子氏。鈴木宗男氏は「斡旋利得罪」などで逮捕されました。次代のリーダーを目指していた人気のある政治リーダー達だけに、国民の失意も大きいものがあります。記者会見でもいずれも「疑惑」は晴れませんでした。政治のリーダーのありかたは、彼らのような説明のしかたで良いのでしょうか?

1)自分の疑惑の説明責任は政治家にはあります。加藤氏、鈴木氏、辻元氏、田 中氏、いずれも説明が明確ではありませんでした。国民の期待が高かったリー ダーたちだけに、しっかりしていただきたい。

2)鈴木氏(逮捕拘留中の)を除いては、皆自分の選挙区へ戻り、ミニ集会など へ出て、「再起」を期しているようです。選挙で当選すれば「禊(みそぎ)」が 済んだ訳ではありません。

3)一方「だんまり」を決め込んでいる他の政治リーダーたちの存在こそ、国民 の政治不信の対象なのです。声が大きいだけの小泉首相も「説明責任」を果たし ていません。

* 高知県政におきましてもあいつぐ高知県庁の不祥事の原因と再発防止対策に ついては、橋本大二郎高知県知事には「説明責任」があります。明快な再発防止 策は未だに語られていません。

* 国会で「継続審議」になりました「個人情報機密法」や「有事関連法案」なども 政府側のきっちりした説明はあったのでしょうか。明確ではありませんでした 。「説明」が明確にできない法案は、多数決で可決すべきではありません。

* 高知市政におきましたも三里地区のエコタウン構想や、九反田地区の再開発 事業についての説明責任は高知市長にあります。そのあたりは明確にしません と市民は判断できません。

* やはり表へ出て説明できる政治家の登場が待たれます。自己主張のできない リーダー は、リーダーになるべきではありません。  

 

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2002年3月1日