ETCは何故普及しないのか?

 今日のテーマは「ETCは何故普及しないのか?」です。ETCとは「電子式料金徴集システム」のことです。高速道路の料金所で、いちいち停車せずに通行料の支払いができるシステムで、世界の17国で実施されています。しかし機械の代金が3〜4万かかり、取り付けに4000円かかります。現状では殆ど普及されていません。一般支払い料金所は1時間に230台しか処理できないのに、ETCは1000台通れます。良いことがわかっているのに、なぜ普及しないのでしょうか?

1)取り付け機械と、取れ付け量が高いからでしょう。現状では普及しないでしょう。支払いを早くする為に、支払うほうがコストをかけるというのが理解できません。

2)非営利団体の日本有料道路研究センター   http://homepage2.nifty.com/tollroad/ によりますと「十分なシステムも研究 せずに1人歩きした身勝手なシステム」のようでした。

3)欧米では、料金徴集側が、安価な機械のレンタルシステムもあり、普及して います。とにかく高速道路利用者の30%以上が機械をつけないと渋滞解消に はなりません。そこまでは現状では無理です。

* 高価な機械でありながら、使い道は「道路料金の徴収」以外なさそうです。   カーナビの機能があるとか、地域情報が満載されているとか、付加機能は全  くありません。これでは普及しないでしょう。

* 道路公団側もPRに懸命。レンタルシステムの導入とか考えているようです。   今議論されている道路公団の「民営化」とそうリンクするのでしょうか? *  いまでも空しく「誰も利用しない」ETC料金ゲートが、一般料金所ゲートの混  雑の隣であります。この先々の利用が促進されるかどうか、9月に須崎市ま  で、高知自動車道路も伸張されますので、何とかなるのでしょうか。注目し  ています。

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2002年3月1日