学校週5日制の功罪は  

 高知学芸中学・高校は本年度から導入した「学校週5日制」を今年限りで廃止すると発表いたしました。土曜日を休日とした場合の平日の負担が大きく、「週6日のほうがゆとりがある」との声が大きくなり廃止になるそうです。週5日制の公立中学校では、土曜日の補習事業が行われています。一方私立の土佐中・高、土佐女子中・高、土佐塾中。高は実施されていません。どう考えれば良いのでしょうか?

1)社会の流れが「週5日制」に移行しています。私立学校の考え方は時代に「逆行 」する近視眼的な考え方だと思います。ゆとりかどうかは別ですが、そのなか での「工夫」が足りないと思います。

2)公立中学側も補習事業を実施しているとか。何の為の「週5日制度」なのかわ かりません。会社の仕事でも工夫をすれば、お客様にも納得していただけるも のだと思います。

3)「量より質」の発想を教育業界は持つべきでしょう。学校より自宅学習の重 要性を重視すべきでしょう。統制的な集団的な学校学習の強化では、創意工夫 のできる人材は現れませんから。

* 教育の基本を逸脱した目先の議論のようです。授業以外の時間を活用して、 社会学習 とか、ディベートとか、違った視点からの「学習」はないのでしょう か?

* あらためて「教育現場」の発想の貧困さを感じました。進学学習などは自宅 学習が基本だと思います。集団学習こそ、「自己主張する」学習の好機だと思 いますが。

* 教育こそ「横並び」ではなく、独創性を伸ばすもの」であっていただきたい と思います。親の立場では学校で授業をやっていただくほうが、「安上がり」 だし、「子供を学校に縛り付ける」ので安心感もあります。しかし今後の日本 の将来を考えると安直すぎるのでしょうそれでは。

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2002年3月1日