16億人が電気を利用できない世界の現実  

 今日のテーマは「16億人が電気を利用できない世界の現実」です。 昨年の12月28日に国際エネルギー機関(IEA)は、「現在世界で電気を利用できない人は世界人口の約4分の1にあたる16億人いる。また2030年には26億人が、日々のエネルギーを薪に頼る」と予測いたしました。 途上国の現状が「電気が使えず、薪に頼って生きていくことが貧困の原因」と報告しています。森林が伐採されれば、砂漠化が進行しますし、薪を燃やせば温室効果ガス(CO2)も発生します。地球環境保全上も良くないと思うのですが。

1)イラクや北朝鮮もいい加減にしていただきたい。アメリカも戦争ばかり考えないでいた だきたい。戦争の原因は貧困です。水や電気に恵まれない人々を救済しないかぎり戦 争の火は消えません。

2)東アジアが劇的に「電気なしで暮らす人」が減少したのに対し、南アジアやサハラ砂漠 以南のアフリカは劇的に増加しています。エネルギーに薪を使用するため森林が伐採 され、砂漠化、地球の温暖化が進行しています。

3)薪を日々の調理や暖房に使用している人は現在24億人。この数は2030年には推  定26億人になるといいます。

* ブロードバンドだ、眠らない都市だ、24時間コンビニだという私たちの日常とは全く異 なる世界の現実があります。世界人口60億5600万人(2000年)ですが、先進国は  約7億人程度です。2025年に79億人、2050年に93億人になると予想されています 。

* 対策としては太陽光発電、風力発電やバイオマス発電などの施設を大量に建設する   ことではないでしょうか。環境負荷の少ないエネルギーの開発は人類生存の課題であ  ります。

* 原子力発電も検討のひとつでしょう。議論は分かれますが、今ある技術の活用の点  では選択肢に入れるべきでしょう。

* 電力不足が国家の危機であるのは、最近の北朝鮮などを観察していても良く理解で   きると思います。

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2002年3月1日