高知競馬はどうなるのか?  

 今日のテーマは「高知競馬はどうなるのか?」です。

 不況の影響もあり、全国の地方の公営ギャンブルが危機的な状況になっています。高知競馬も例外ではありません。平成8年に171億円ありました発売収入は、平成12年には111億円です。単年度収支も平成12年は12億8千万円、累積赤字は70億円を超えました。

 関係者は懸命な収益改善の努力はされています。高知シティFMも広報させていただいています。将来計画も他人事ではないのですが? 

 高知県農林水産部畜産課より資料をいただきました。 

1)平成11年6月に,県と高知市が合同で、「高知競馬検討委員会」(会長成田高知女子 大学学長 )を設置し検討していました。平成12年に「高知競馬再建計画」を策定いた しました。  

2)提言は「振興策により売上額を130億円以上にする」「人件費を37%以上削減する。 」「平成12年から14年まで抜本計画を実施し、平成16年までに収支黒字化をめざす  」「平成16年度までに単年度黒字のめどがなければ廃止する」と厳しいものでした。 

3)従事員が339人。馬主が268人。調教師26人。厩務員157人、在籍馬648頭。が 関係者と言えます。万が一「廃止」ということになりますと雇用を含めた影響は大きいで す。 

* 現在高知市内と宿毛市に場外馬券売り場パルスがあります。今後県外に場外馬券売 り場を設置する計画があるそうです。 

* 資料によれば、群馬や岐阜などの地方競馬開催県と交流し、研究会を行ない国へ要 望活動も行なっています。 

* 雇用問題もあり赤字だから廃止すると簡単にはいけないでしょう。しかし一般会計から  損失補填も出来ません。いずれにしましても平成16年までに結論を出さねばなりませ  ん。

  来年あたりが「正念場」でしょう。

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2002年3月1日