どうなる西武百貨店の跡地

今日のテーマは「どうなる西武百貨店の跡地」です。
 2月15日西武百貨店本社は、年内に高知店を閉店すると発表いたしました。

ピーク時の1991年に161億円の売り上げは、現在半減し、2002年は59億円と見込まれています。収益改善の見込みもなく、西武流通グループの他業種店舗への業態変更もめどがたたないため閉店決定となりました。

 播磨屋橋に近く、高知市中心部から大きな「火が」消えてしまうのですが。 

1)        いつ買い物に行きましても人手が少ないからいつかは閉店もある   と思っていました。しかしこの不況の時期に高知市民にとりましては  、ショックです。

2)        京町、帯屋町、日曜市などと隣接し「回遊性」に恵まれた高知大   丸とは商業立地で大きなハンディがありました。努力はしていました   が  、万策尽きた感じです。 

3)        4月に開館する高知市九反田の文化施設かるぽーと。200億円   かけた文化施設も高知西武の「救世主」になりませんでした。中心市   街地の再浮上策は戦略を再構築しなければなりません。

 

                西武はプロ野球も高知から撤退し、今度は百貨店。中四国唯一の拠点であるのに、「背に腹は変えられない」のでしょう。西武本社は倒産したそごうの再建策を実施しています。そのなかでの不採算店舗の切捨てなのでしょう。

                160人の従業員、パート従業員の雇用はどうなるのでしょう。移動や転勤とされていますが、須崎市の松下寿閉鎖同様に、転勤できずに退職される人も出るでしょう。雇用対策が急がれます。

                現在、跡地利用も決まってはいません。とでんのバスターミナル機能は保全されます。交通便利な場所だけに有効活用がのぞまれます。

*  私案ですが、「シネマ・コンプレックス」などを跡地に立地するのも一    案だとは思いますが。

 

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2002年3月1日