楠並木は保全しよう  

今日のテーマは「楠並木は保全しよう」です。  県道桂浜はりまや線沿いの街路には樹齢50年を超える楠が植えられています。高知シティFMの近くで、新緑が美しい景観を形成しています。

ところが、桟橋通商店街振興会という団体から「高知市桟橋通クスノキ街路樹の被害に関する陳情書」が提出されました。 クスノキの落ち葉の清掃が大変である。クスノキによって商店の看板が見えない。などから伐採せよとの陳情書でした。3月7日には参加者44人で、関係者一同が集まりワークショップも開催されました。どうなのでしょうか?

1)立場の異なる人達が一同にか集まったワークショップは意義がありました。   まとめる作業は大変ですが、手順を踏んでやっていただきたいです。

2)楠の「手入れ」費用が年間約800万円かかるそうです。当然公共性という観点からの議論でした。商店街の一部の人達からは落ち葉掃除が大変との声もありました。だから伐採しようは、論理の飛躍がありすぎます。

3)50年の歴史のある樹木を伐採することは、自然に対する冒涜です。その感情論はともかく、木陰を提供し、美しい都市景観も提供してくいれています。   十分に公共性を果たしています。街路樹の少ない中央公園の暑さを感じたら、ありがたみが理解できるはずです。

* もともと高知市には「緑のネットワーク構想」がありました。県庁前の街路樹の並木 を追手筋や電車道に拡大し、「公園都市」を形成しようという構想でした。桟橋は貴重な街路樹です。

*地球環境問題という大きな環境から考慮すれば、樹木の拡大こそあれ、伐採という方策は出てきません。大きな観点を商店街にも持って欲しい。

* 車中心社会が全盛ですが、いつまでも永遠ではないでしょう。歩道を広げ、街路樹を植える時代になると思います。快適に散歩ができる都市のほうが気持ちのいい快適都市なのですから。

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2002年3月1日