高知広域都市計画マスタープランについて

 今日のテーマは「高知広域都市計画マスタープランについて」です。 高知市、伊野町、春野町、南国市、土佐山田町の高知県中央部は「高知広域都市計画区域」です。市町村の枠を超え都市基盤が整備されている地域です。  予想では高知県人口81万人が20年後には75万に減少するなかで、高知広域部は44万が45万に1万人増加し、人口比率も県内で高まります。2002年6月から開催された検討委員会は5回の会合を開催し、広域都市計画マスタープランを検討しました。十分な議論はされたのでしょうか?

1)「十分な議論はされませんでした」というのが結論です。とにかく会議の進行役「が時間がない」と連発し、最後まで議論は熟成しませんでした。

2)「市民力判定」8段階からしますと、「形式的参加」「意見聴衆」の下位の段階でした。これを「市民参加」などと称することは断じて許されません。いくら「ワークショップ」をやってもまやかしです。

3)参加メンバーも建設土木関係者が多く偏っていました。マスタープランというのなら、医療、教育、警察、消防、などの関係者も会合にくわえるべきでした。

*都市とは何か?「社会サービスシステム」だと思います。であるならば、建設・土木だけが都市計画を担うものではない。そういう認識が高知県都市計画課になかった証拠です。

*市民参加の段階もきわめて不十分でした。意見集約にはならないと思います。この段階で広域マスタープランをこしらえるべきではありません。

*もう一度やりなおすべきです。会議の開催は県行政システム改革室が実施したように夕方開催していただきたい。昼間は集注できませんから。日当など必要ありませんので。

*私にしては不完全燃焼です。関係者に理解されませんでした。私は1990年から92年にかけて3年間高知青年会議所で「都市再開発セミナー」を企画、運営していました。  今年1人で「2003都市再開発セミナー」を開催します。「けんちゃんの吠えるウォッチング」のホームページにリンクすることを宣言いたします。

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2002年3月1日