市民参加のまちづくりは進展しているか?

 今日のテーマは「市民参加のまちづくりは進展しているか?」です。

高知市役所8月の広報「あかるいまち」には「市民と行政のパートナーシップのまちづくり条例」(仮称)の策定について、掲載されていました。

 行政側、市役所側が、従来のように都市計画事業を一方的に発表し、押し付けるやりかたではありません。高知市の都市課題は多数あります。市役所と市民との良好な信頼関係は不可欠です。

 言うは易しの「市民参加のまちづくり」「市民主導の高知市づくり」。どうなのでしょうか?

  市民生活部まちづくり推進課千浦孝雄課長、森田恵介課長補佐に取材いたしました。

  1. 市民と行政の役割を分担し、市民が居住する地域での「市民参加のまちづくり」をしくみとして、こし  

らえたいと考えています。高知市内を35程度の地域に分け、「コミュニティ計画」を市民参加にて確立したいと考えています。

2)「市民と行政とのパートナーシップのまちづくり条例」(仮称)に対し、市民から多数の意見を収集し

  たいと考えています。高知市のホームページや、メディアも活用しながら市民の意見を集約したい     

  ところです。日々のまちづくりの問題を、自由に発想、意見を多数だしてもらう手法として、「ワーク           

  ショップ」も活用いたします。

  1. 現在想定している「コミュニティ計画」でも、市民側から想定地域が広範すぎるとの指摘もあります

都市計画のマスタープランを出来る地域からどんどん策定していきたいと考えています。

  • 「都市計画事業の計画策定段階からの住民参加」こそ、「言うは易く。行なうのは難しの事業」です。

それこそ都市計画事業が、情報公開されていることも大きな条件のひとつです。

* マスタープランと簡単に言いますが、われわれ日本人は、そうした「練り上げ作業」を軽視してきた 

  ので、作業は苦手です。しかし一番大事なのはそこです。

  • ただ高知市全体の都市像が今1つはっきりしません。高知市総合計画2001を一読しましても、

松尾高知市長の「構想」も不明です。「龍馬都市」をスローガンとして多用しているものの、イメージ

が湧かないのですから。

  • 市民サポートセンターやNPO高知の活動動向を、観察する必要性はあります。

* 行政でも民間企業でもない、専門知識と経験豊富な「まちづくりコーディネーター」が必要です。

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2002年3月1日