高知が目指すモデル都市とは?  

今日のテーマは「高知の目指すモデル都市とは?」です。今日も都市問題に詳しい 福井照衆議員議員にスタジオに来ていただいています。日本にも、世界にも沢山都市があります。高知市は32万人の都市です。都市は沢山あり ますが、高知は東京や大阪のような大都市はモデルになりません。また土佐清水や、室戸市のような人口2万人台の都市とも異なります。高知の目指すべきモデル都市はありますでしょうか?

1)昨年同じ質問を松尾高知市長にいたしました。答えは「モデルとすべき都市はない」ということでした。竜馬都市は、高知が「オンリーワン」でありますからというのが理由でした。

2)高知市と同じ規模の30万都市では、沖縄県那覇市とか、神奈川県藤沢市などがありす。規模は同程度でも、都市の性格は異なります。那覇は都市整備は遅れていますが、若者が多く活力があります。藤沢市は北部が急速に発展、交通も整備されています。

3)ただ都市の整備計画をするばあい、必ずモデルはあるはずです。何かそれが無機質で曖昧になっているのではないのでしょうか?

* 従来都市のモデルは、イギリス型の「田園都市」を理想とするものか、フランスのパリのような街路整備と共同住宅整備に象徴されていました。鉄道駅を中心に発達した都市は、文化も商業も駅が役割を担っていました。

* 自動車交通が移動交通手段の中心になった時代は、以前と異なりました。都市は市街地がスプロール化し、都市経営が難しくなりました。最近では自動車交通を抑制し、コントロールするためにどこの都市も苦労しています。

* 人工的に無理やりこしらえた都市は人気がありません。ブラジリアやキャンベラは有名です。都市にはある種の、いかがわしさ、危険さも必要なのでしょうか?

* 都市間競争にさらされていない高知市は独自の発展の可能性はあるはずです。 四国のブロック都市を目指すべきでしょう。そのためには高知駅前に1万人収容の コンベンションホールが必要なのではないでしょうか。

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2002年3月1日