ヒートアイランドをどう防ぐ

 今日のテーマは「ヒートアイランドをどう防ぐ」です。聞きなれない言葉ですが、都市部はコンクリートとアスファルトで覆われ、排気ガス、エアコンの排気熱などで、異常に熱くなります。風のない夏の時期に、熱を持った地域が都市部に出来あがり、局地的な大雨を誘発したり、光化学スモッグを発生させたりしています。

 木を植えれば解決するそうですが、問題は深刻になっているようなのですが。

1)森林率が日本1である高知県。しかし高知市には意外に緑は少なく、暑い都市

  になりつつあります。ただ高知市が救われているのは、浦戸湾が近くにあり、

  それに注ぐ七河川があるために、水による「冷却効果」があるため深刻では

  ありません。

2)街路樹も県庁前付近と高知城付近以外は、まことに貧弱。

  排気ガスとコンクリートの放射熱のなかで、かろうじて生き延びている状態。

 

3)緑が近くにあるせいか、「心無い」市民も意外に多い。街路樹の落ち葉が樋に

  落ちるから植えないでくれとか、掃除に来いといった電話も市役所にかかりま

  す。

*熱帯直下のシンガポールは「ガーデン・シティ」を目指した国造りを長期間にわた 

 り目指しました。空港からの中心部への幹線高速道路の外側の街路樹の幅は

 なんと30メートルとか。騒音と放射熱の隔絶効果があるそうです。

* 町のいたるところに植樹と鉢植えがあります。歩道橋も植物で覆われていま

  す。これでもかと言う具合に、暑さをしのぐために植物が取り入れられています。

* 高知市もシンガポールを少し見習ったらどうだろう。ガーデンシティの設計者は

  大阪府立大学造園科の人達です。夜須町の「ヤ・シーパーク」はその大学の

  支援でつくられました。高知市も見習うべきでしょう。

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2002年3月1日