クローン人間は出現するのか?その功罪は?

 今日のテーマは「クローン人間は実現するのか?その功罪は?」です。最近の科学技術の発展は、牛やサルなどの高等哺乳類動物のクローンをこしらえるまでとなりました。先日の報道によりますと、人間のクローンを作成するのも技術的に可能だとも言われています。ローマ法王庁など宗教界は、「人間の尊厳を冒涜するもの」として反対を強く表明しています。

 ホームページで閲覧しましても(社)日本不妊学会は「クローン人間の産生に関する見解」を発表しています。「男女両性の有性生殖によらない個体の産出は自然の摂理に反する」「クローン人間の産出は不妊症の治療とは認めない」とのことです。  ここまできたかと科学の発展には驚くばかりなのですが・・・・・・。

1)SF(サイエンス・フィクション)の話が現実化しそうな怖さを感じます。   生命の尊厳に関する論争は大いに展開されるべきです。

2)現実の植物のクローンや昆虫などのクローンは実現しています。免疫機能が  弱いとか 、病気に弱いとかの欠点があり、まだまだ難しい問題があるようで  す。   

3)クローン人間が大量に出現しますと、社会制度も変革が要求されます。民法  や相続法も全然違います。人間社会そのものが大きく変質する可能性があり  ます。                                             

 * 男女の恋愛感情にも影響も出るのではないでしょうか?人間が「無精卵」  状態になるのはいかがなものでしょうか。                                                     *  やはりクローン人間の出現には反対です。人間の存在が否定されるから   です。

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2002年3月1日