東京は景気回復に兆しがある  

 今日のテーマは「東京は景気回復の兆しがある」です。1991年に始まった「バブル経済の崩壊現象」。10年を経過しましても景気回復 の予兆は現れませんでした。預貯金金利は史上最低、株価は低迷、土地価格も連続低下、物価も下落し、デフレ経済の泥沼に日本経済は入りました。  

 そのうえ公共事業も削減され、将来の医療負担の増加から、高齢者層が消費を控え、ますます不況傾向になっているようです。高知でも松下寿と高知西武百貨店が撤退を表明、大きな影響が出ています。本当に東京では、景気回復の兆しがあるのでしょうか?

1)4月に1週間東京へ行きました。全部がそうだと言い切れませんが、景気回復の兆しがありますね。旧JR汐留操車場あとの広大な敷地に高層建築が競い合うように建築されていましたから。赤坂、六本木地区も再開発で同様でした。

2)マンションなどが、結構売れているようでした。それも都心のです。お台場のマンションなどは人気があるようです。土地価格の下落がプラスに働いています。

3)高級食材スーパーの業績が好調です。百貨店も食品売り場に力を入れ活気がありました。個人消費が堅調のようでした。ただ地方に波及するかどうかは疑問ですが。

* 5億円以上の資産がある人が全国には100万人いるそうです。そのうち90%は東京に居住しています。この人達がお金を使えば、景気は回復するでしょう。

* 3月国会で成立した「都市再生法」。詳細は調査中ですが、「容積率の大幅緩和」「用途規正の大幅緩和」が盛り込まれれた都市計画法の改正です。地方自治体に権限を譲渡し、うまく活用すれば景気対策にはなりえます。 * ここ10年来感じなかった現象です。高知市なども事例研究を熱心にやれば、必ず成功すると思う。担当者、首長、民間人も真剣に都市づくりを考えるべきだ。

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2002年3月1日