なぜ減らぬ不良債権

 今日のテーマはなぜ減らぬ不良債権」です。大手銀行各社は今年度あわせて6兆4000億円の不良債権を処理する予定です。掛け声の割には減りません。  アメリカ財務省などは「競争入札で早期に不良債権を処理してほしい」との見解を示しています。長引く不況でますます不良債権が増えているよういなのですが。

1)確かに財務当局にも一貫性がありませんね。マイカルつぶしても、ダイエー はつぶさない。何故なのかという理由がわかりません。

2)経済政策が、有権者対策に偏っていました。株式投資の半分は外国人の時代  。経済原理に反する政策は投資家に支持されません。

3)今や建設、流通、不動産業界が不良債権御三家です。流通と不動産は経営者  に外国人が参入、外国資本も上陸しています。改善されるでしょう。建設業  のみが未だに外国ゼネコンが十分に浸透していません。

* 「構造改革」の中身がないことに、外国も国民も気づき、認知された。     政府に信用がなくなりつつあるので、国際も低下しました。

* 新しいIT産業もまだまだ成長しきれていません。活力が足りないのです。    マイナス面、衰退産業の企業が多く、また保護されています。新しい起業が  台頭しきれていません。銀行は担保主義から脱し切れていません。

* 政府や銀行に知恵はありませんし、期待してはいけません。やはり思想の整  理も必要です。

* 韓国は国策で、ブロードバンドを推進しました。経済は回復しました。日本は  土建業界保護、銀行保護ばかりが目立ちます。新しく成長する分野への投資   が十分にされません。それが問題なのです。

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2002年3月1日