心配される銀行の「貸しはがし」行為

 今日のテーマは「心配される銀行の貸しはがし行為」です。  竹中金融担当大臣は「不良債権処理を加速する」と発言、公的資金の注入と、銀行の再編を主張しています。健全化指数を決め、達成しない銀行は経営権を実質剥奪し、国有化していく政策のようです。  健全化を達成するため、銀行は融資先を「選別」、「貸し出し資金」の引き上げなど、いわゆる「貸しはがし」が心配される事態になりました。ますます不景気になると思われますが・・・・。

1)新年早々「冷たい」話で恐縮です。しかし銀行は必死です。健全企業には「安い金利」で貸し出し、業績の悪い企業には「金利を上げ」、場合によっては「貸しはがし」を実行するようです。

2)銀行員のボーナス査定も、「優良先への貸出額」と「業績の悪い会社からの資金回収」がされるそうです。業績の悪い行員には、最大4割ダウンもあるそうですから、銀行員も大変です。

3)資金を引き上げられた企業は死活問題です。倒産、失業に追い込まれます。ますます社会不安は増すでしょう。これは「竹中恐慌」の始まりです。

* このまま竹中プランを全国の銀行が実行すれば、失業率は7%を超えるでしょう。   若者の失業率は更に上がります。10数パーセントになるでしょう。大変危険な状態になります。 *銀行は貸しはがしをやめるべきです。資金回収に走るのではなく、有望な事業を探し、 投資するのが銀行の本来の役割です。本業にかえっていただきたい。

*ついに恵まれていた公務員も賃金引下げ時代になりました。デフレ経済は政府の無策もあり、ますます深刻です。新年早々大変なことですが、みなさんデフレに負けずに、頑張りましょう。

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2002年3月1日