腹の立つ売りっぱなしパソコン商法

 今日のテーマは「腹のたつ売りっぱなしパソコン商法」です。最近パソコン機器販売店をのぞきますと、パソコン機器類は、ひところから比べると安くなっています。利用者が増加し、生産も増えたからなのでしょう。しかしパソコンはまだまだテレビや家電製品のようには簡単に操作できるものではありません。設定が大変ですし、結構トラブルもあります。

 以前にも「どうにかならぬかパソコン用語」というテーマでも取り上げました。普及はされましたが、簡単ではないパソコン。どうして売りっぱなしになってしまうのでしょうか。

  • 価格競争が激しく、また機種変更も頻繁にあるからです。小売店の粗利は低いと思います。店員が懇切丁寧にお客に教える余裕はありません。
  • また一般的なパソコン教室は、進行が早すぎ、中高年初心者はついていけません。相変わらず業界用語が多く、それで自己満足しているようです。わからないことに自己卑下される人が多いですが、そう思う必要は全くありません。パソコン郷士塾の西岡謙一さんが指摘されているように、教え方が悪いのです。
  • 私もパソコン初心者から脱出できません。最近パソコンに大変詳しい竹内隆志さんにメンテナンスをしていただきました。自分のパソコンを調整していただきましたが、あらためて機能の多さに驚きました。またその機能の何百分の一しか使えないことがよくわかりました。
  • この状態なら「IT大国」などは幻でしょう。教える体制が全く不充分です。

※事はパソコン販売店の責任だけではないでしょう。メーカーの責任が大きいです。パソコンをこしらえたら、国民各位がすべて使用できるようにするのがメーカーの責任であると思います

※学校教育課程での普及も全く不充分です。指導教員も全然足りません。教えるソフトの開発、指導体制づくりも文部科学省は全面に出していません。

※パソコンショップの関係者は「パソコンが調子の悪いのは当たり前。そんな場合は一度データを消して、もう一度入れなおしたら好い。」と簡単に言います。初心者には無理な作業です。

※それに店頭のパソコンはおまけのゲームなどいらないソフトがついていて、パソコンを圧迫しています。それらもすべて削除されるところからパソコン教育はされるべきでしょう。

(結論)
 
とにかくパソコンを個人のレベルの応じて教えきる能力のある人たちを早急に養成すべきである。また私たちも、わからない事を恥じず、堂々と勉強したいものだ。販売したところも、最後までわかるように教えるべきだろう。

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2002年3月1日