沖縄はなぜ音楽が盛んなのか

 沖縄出身のア−ティストが音楽界では大活躍しています。安室奈美恵や、ダ・パンプ、マックス、解散したスピードなど若手から、喜納昌吉らのベテランまで多彩です。

 りんけんバンド等、沖縄民謡などを融合したグループもあります。米軍基地のある影響もあり、沖縄ロック音楽も独自の発展をしてきました。今日のテーマは「沖縄はなぜ音楽が盛んなのか」です。沖縄独特の音楽文化を育む歴史があったのでしょうか?

  • 琉球王朝が、音楽振興政策を伝統的に奨励していたこともあります。仲介貿易で栄えていた琉球は「接待」が大切でした。琉球舞踊や音楽はその重要な要素でありました。また武器の所有が禁止されていた庶民も、表現する手段で音楽を活用していました。人が集まる席では、「ブルース」のように音楽が親しまれています。
  • 私が「若者」であった1970年代も、南沙織だとか、フィンガー・ファイブなどが活躍していました。米軍が駐留している関係で米国音楽の影響も大きいと思います。
  • 沖縄ロックで有名であった紫やマリーなども、かつてベトナム戦争前後の米軍兵士が出入りするライブハウスで演奏し、鍛えられたと聞いています。殺気立った独特の会場で支持を得るのは大変だったと思いいます。
  • アクターズ・スクールの経営者であるマキノ氏は、いくつかの偶然で沖縄にきた人です。厳しいレッスンで有名ですが、東京とは別にこうしたスクールが成立するところが、沖縄の特色なのでしょうか。

※東京以外に世界音楽祭が出来るところは、沖縄でしょう。やはり歴史的な交流もふくめ、音楽文化においても、沖縄は「結節点」なのでしょう。音楽は交流の盛んなところで、「盛ん」になります。

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2002年3月1日