食生活を見直そう

 最近の日本人の食生活は欧米化が一段と進行し、世界の料理が手軽に食べられるようになりました。ファーストフード店も定着、24時間営業のコンビニエンスストアも登場し、「いつでも、どこでも、何時でも食事が可能」な生活になりました。

 体格は著しく向上しました。平均で100年前の日本人より、男女とも20センチは身長も伸びています。しかし反面若年層から「生活習慣病」の症状が表面化し、中高年層は「肥満」が増えています。栄養は豊富に取れますが、車社会の進展で、慢性的な運動不足になっています。

 今日のテーマは「食生活を見直そう」と言うことなのですが。

1)保健体育の時間のようですが、「国民生活の危機」と認識すべきでしょう。一種の危機管理が必要な課題ではないかと思います。

2)日本人は「飢餓に慣れ親しんだ民族」だと言われています。少ないエネルギー摂取で、長い間動ける体でしょう。瞬発力ではなく持久力系の体になっているのでしょう。

3)戦後日本の米国による占領政策で最も成功したのは「肉食文化の普及」でした。仏教の影響のの強い日本で、欧米型肉食文化を善であると教え込んだのは、「学校給食」でしょう。 パン食が増え、米の消費が低迷する原因をこしらえたのです。

* 香川県はうどんの産地で有名です。そこに「しょうゆうどん」があります。藩主に献上する米の

  作業で多忙な農民は、裏作で小麦を栽培しました。その粉でうどんをつくりました。お湯で茹でて  、しょうゆをかけて、農作業の合間に急いで食事をしたとのことです。

  つい150年ほど前までの日本人は永遠とそうした食生活をしていました。

* 先般逝去された鈴木その子さんの著作「やせたいなら食べなさい」は合理的な内容でした。

  米飯中心のおかず中心の食生活の提案でした。

* 日本食文化を見直すべきでしょう。そうしなければ、医療費の負担で日本経済も地方財政も破綻してしまいます。

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2002年3月1日