長嶋茂雄氏の功罪について

 今年の日本プロ野球界の最大のニュ―スは、長嶋茂雄巨人軍監督の「引退」でしょう。

現役時代からスター選手であり、二度目の巨人監督に就任されてからも常にメディアの注目の的でした。年齢を感じさせないパフォーマンスは、プロ野球に興味を持たない国民からも常に興味と関心を持たれていました。

 イチローや野茂選手などアメリカ大リーグに人材が流失している日本のプロ野球。国民的な人気監督である長嶋茂雄氏の「引退」は、大きな損失だと思われます。大丈夫なのでしょうか?

1)全然大丈夫ではないでしょう。長嶋監督引退によって「日本のプロ野球」もひとつの歴史が終っ

  たのです。監督の存在で球場にお客を呼べる人物は居ませんから。

2)現役時代から、巨人ファンにも、アンチ巨人ファンにも親しまれていた長嶋茂雄氏。

  今の現役野球選手にあのような「カリスマ性」のある存在はいません。

3)巨人の長嶋で始まり、巨人の長嶋で終わった。選手時代も、監督時代もそうでした。

  それが長嶋氏の美学なのでしょうか?またそれが長嶋氏の限界だったのでしょう。

* あまりに読売グループ企業の「専横」の目立つ日本のプロ野球。セリーグのヤクルトは

  注目度が低く気の毒でした。優勝決定の試合もテレビ中継はありませんでした。

  なんでもかんでも巨人中心のテレビ中継。新聞社やテレビ局の子会社が巨人軍という事情。

  企業エゴむき出しの姿はあまりにひどすぎました。

* 長嶋監督はその読売企業グループのシンボルでした。それは輝いていましたが、企業エゴの

  「犠牲者」でもありました。王貞治氏のように他球団の監督もやるべきでした。それをしなかった

  、出来なかったのが「罪」の部分ではあります。

* 大リーグへの人材流失は止まらないでしょう。2004年のアテネ五輪の野球監督の話も読売グ

  ループから話があるようですが、胡散臭い話です。シドニー五輪野球の冷たい態度を国民は

  忘れません。

* 長嶋茂雄氏はそうした企業エゴとは縁を切り、「おおらかに」活動してほしい。

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2002年3月1日