新しいリサイクル事業の可能性  

 今日のテーマは「新しいリサイクル事業の可能性」についてです。南国市トラック団地内に山中運送リサイクルセンターは立地しています。2000年4月から施行されました「容器包装リサイクル法」に対応する高知県下唯一の施設です。  アルミ缶、スチール缶やペットボトル、ビン類などを分類し、分別し、一時保管する施設です。施設は綺麗に整頓され、大変清潔であるとのことなのですが・・・・・。

1)私も一度見学に行きました。運搬、分別、整理、清掃と工程が組まれていま す。合理的な仕組みでした。また「リサイクル施設」だけに、整理整頓と清掃に 力を入れられています。

2)作業工程では、新たな雇用創造の可能性を感じました。健常者だけでなく障 害者や高齢者も働ける環境です。その取り組みも、3K職場だから低賃金や補 助金で雇用しようなどといった発想ではありません。きちんとした労務管理の 方針が事業者全体にあります。

3)また「環境教育のための施設」の位置づけもあります。施設見学だけでなく、 体験も可能です。危険な作業はなく、資源は大切にということを思うことが出 来ると思いますから。

* 問題は、分別量の増加です。缶やペットボトルをリサイクル事業所と契約し 、協力していただく事業所の増加です。そうなれば、作業時間が長くなり雇用 創造が出来るからです。

* 壁は事業所のリサイクルへの無関心さ、不熱心さです。「容器包装りサイクル 法」にも欠陥があります。それは大手は義務を負いますが、中小業者は免除さ れていること。また罰則規定がないことです。

* 国の方針が、環境省と経済担当省とで対立しているようで、今ひとつはっき りしません。不況であることが、消極的な事情です。   

* 不況であろうが、なかろうが環境は悪化しています。はやくこうした   き っちりしたリサイクル事業者を育成しなければなりません。

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2002年3月1日