誰が買うのかヒット曲

 今日のテーマは「誰が買うのかヒット曲」です。昨年のレコード大賞はサザンオールスターズの「TUNAMI」でした。その曲はテレビなどでもよく流れ、各世代の支持もあったようです。

 最近の100万枚以上の売上を数えているシングルCDにしましても、世代を超えて支持があるかといえば必ずしもそうではありません。昔のアナログ時代のレコード時代は、こうではありませんでした。一家に一台の音響機器が、一人に一台になったからでしょうか。

 確かに最近のヒット曲、浜崎あゆみ、ミニモニ、E・L・T、ドリームズ・カム・トゥルーー,ダ・バンブなど常連もいるにはいるのですが。どうなのでしょう。

  • 現在の日本の音楽文化は、青少年で支えられています。いつのまにかティーン・エージの音楽になってしまいました。子供たちが気軽に購入しているのではないでしょうか。
  • 一方で、ビートルズやアバなどが売れています。「昔の若者」であった中高年世代が購入しているのでしょう。古くても良いものは良いのです。
  • しかし私たち中高年が、ツタヤなどのCDショップに入店するのははばかれます。自分の知っている最近の曲はありませんし、買いたいCDもありません。買う人たちは、いつ曲を聞き、よいと思ったのでしょうか。皆目わからない世界です。
  • 知らない人が100万枚以上売れているのは不思議です。

※一方で、演歌歌手はリストラの対象になっているとか。売上CDの97%はポップスとロック系、それも新しい日本のアーティストばかりだそうです。

※中高年以上を対象とした音楽プロモーションがそろそろ出てきそうである。少なくなる一方の若年層を対象とするより数が多い。もともと演歌以後の日本の音楽文化は現在の中高年が育ててきました。それを音楽関係者も忘れてはいけません。

※「口ずさめるような」「カラオケで歌いやすそうな」曲がヒットしてほしいと思いますが。

 1970年代にあったような大衆的なディスコが消滅したのは残念だと思う。なぜなのかは分析しきれてはいませんが。男性が女性に、あるいは女性が男性に気軽に声をかける場所はあるのでしょうか。居酒屋なのでしょうか。音楽と踊りが一体化した場所は、なんとか復活してほしいと思う。

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2002年3月1日