中国人民は独裁政治に引導を渡せ
 
今日は「5・4運動」記念日である。1919年に一次大戦の戦後処理で、山東省の統治が敗戦国ドイツから、戦勝国日本に移管することに抗議した中国の青年学生の運動である。
 帝国主義政策に反対した民主化運動であり、高邁な社会運動であった。

 しかし最近の中国の「反日運動」はなんだろう。単なる「暴徒」であり、破壊主義者。品性のかけらもない。しかも警官はにやけて暴挙を黙認した。「覇権主義独裁国家中国」の体質そのものである。

中国はチベットや新疆ウィグルで人権侵害行為をしている。政治犯に対する人権侵害行為も多発している国である。日本を批判する資格のない国である。

 日本は敗戦後他国へ侵略もしていない。戦争もしていない。中国の「歴史教育」は一体何を教えているのであろうか?
中国の青少年学生諸君は今は何をなすべきか。それは共産党の強権独裁政治をやめさせることである。そして1989年の天安門事件の犠牲者の名誉回復である。

 一刻も早く、中国が民主化することを願う。真の日中友好はそこからはしまるのである。

 
情報化時代に強権独裁政治には限界
 
 中国の「反日教育」が江沢民時代に行われていた。経済発展と同時に、カリスマ性のある革命第一世代が死去する中、権力を維持する稚拙なやりかたで「日本という外敵」をこしらえ徹底的に政治教育をしたのである。

 中国では人権侵害がはなはだしいと聞く。政治的な自由はない。経済発展と平行して政治的な自由をあたえるべきであったのだ。国や地方の代表も人民の選挙により決めるべきなのである。

 この点では台湾が一足先に民主化に成功している。このたび「国・共会談」が60年ぶりに開催されたとはいえ、既に野党である国民党にはそれほど意義はあるまい。

 1989年の天安門での中国の青年達の気概を忘れることは出来ない。アジアの平和のためにも、中国は独裁に終止符をつけ、民主主義を根付かせていただきたいと思う。

             (2005年5月4日)

 
 
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