第4回高知広域都市計画マスタープラン検討委員会
 10月17日に「第4回高知広域都市計画マスタープラン策定委員会」が開催されました。今回のテーマは、高知市の南西に隣接する春野町でした。
 春野町は全域が市街化調整区域になっています。農業が盛んであり、町の中央部には高知県立春野運動公園立地しています。ここでは秋季国体の開会式や陸上競技が開催されました。プロ野球西武球団が2月にキャンプも張っています。
 高知市に隣接している為、商業集積もなく、田園都市の趣を持った町です。仁淀川からの用水路(弘岡用水)も網状にあり、県道と用水が平行して走る地域では、あじさい1万本が植えられ、「あじさい街道」と呼ばれています。
 高知市に隣接する関係で「高知南ニュータウン」という分譲団地が造成され、計画人口は4700人とされています。春野町全体としては、人口は高齢化が進行している。
 私は「自然・景観・環境」という分科会で、例によって「ワークショップ方式」での議論をしました。比較的議論しやすいテーマでもあったので、分科会委員からは結構活発な意見が出ました。
 春野町はかつて「高知のデンマークを目指す」と宣言しておりました。施設園芸を中心とした農業振興を狙ったものでした。
 

ニッポン高度紙工業本社工場(弱電用コンデンサー絶縁紙生産は世界一。春野町の田園地帯と調和した建物であります)

 
  
フロリダをめざしたまちづくりを
 
 用水路は景観整備に役立っています。あじさい街道はモデルとなる景観整備です。土蔵などもあります。西畑地区は農村歌舞伎も残っています。
 町内での移動交通手段は、公共交通はバスですが、極めて貧弱です。自動車に頼らざるを得ません。道路整備は運動公園周辺は、国体開催で整備されました。国道56号線も春野町内は4車線に拡幅されました。海岸線の県道も整備されています。
 アメリカのフロリダは高齢者の街で有名です。大リーグ球団の多数はフロリダでキャンプをしています。春野町はフロリダを意識したまちづくりをすべきであります。
 スポーツ選手が常に滞在する街になり、高齢者もゆったりくつろげる街を目指しべきだと思います。
 都市計画課のホームページも参考ください。
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2002年3月1日