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第5回高知広域都市計画マスタープラン検討委員会
 

2002年12月3日、午後1時より4時半の予定で、「第5回高知広域都市計画マスタープラン策定委員会」

が高知県市町村共済会館会議室で開催されました。


 最終回であり、「まとめ」の意味合いもあり「高知広域都市計画区域の将来像やあるべき姿」の議論が行われ

ました。

しかしながらいつものごとく「時間がなく」「時間に追われる」議論内容、議事運営に終始いたしました。

私としましては常に「不完全燃焼」の委員会でありました。審議内容については「高知県都市計画課

のホームページ」をご参考ください。すぐにではないでしょうが、そのうち更新されますので。

結局何が問題であったのか?

1) 平日の午後1時から4時半ぐらいの3時間半程度の審議検討時間で、「住民参加」があったという

ことはありえません。日当など不要ですから、現在高知県行政システム改革室と共同で県民が審議して

いる「社会起業システム研究会」のように、平日の夕方6時半からの審議にしていただきたい。

 

2)都市計画マスタープランの定義が事務局側と解釈が異なっていました。参加メンバーも土木部関係者

が多く偏っていました。警察、消防、医療、教育、福祉などの関係者が参加していませんでした。

「箱物づくり」のマスタープランと言われても仕方がないと思います。

 

3)なによりおかしいのは、「市民参加」といえない運営方式でした。「IMIDAS2003」の846頁に

「市民力」という言葉が出てきます。
 アメリカの社会学者アーンスタイン氏の定義で市民参加の段階が示されています。

1段階 「あやつり」
2段階 「セラピー」
  これは参加不在です。
3段階 「情報提供」一方通行
4段階 「表面的意見聴取」一方通行
5段階 「懐柔策」 形式的参加機会増大
  形式だけの参加です。
6段階 「パートナーシップ」
7段階 「住民への権限委譲」
8段階 「住民自治」
住民の権利としての参加といえます。

この定義によれば「高知広域都市計画検討委員会」は、3段階、4段階、5段階であると言えます。

補完道具として「ワークショップ」が使用されました。
 だいたいの県や市町村の審議会、委員会はこの段階にとどまっています。唯一例外なのは、

高知県行政システム改革室との共同会議「こうち社会起業システム研究会」です。

1人で「都市再開発セミナー」を開催します
 
 

結局行政に期待しましても、特に土木部関係部局は「住民参加による」計画づくりは期待出来ない

ことが判明しました。ならば私1人で「都市再開発セミナー」をやり続けようと決意しました。

随時ホームページに見解を発表しようと思います。

仕事をしながらの活動になり、更新はなかなか難しいと思います。1990年から92年まで

高知青年会議所で「都市再開発セミナー」を運営・企画した経験もあります。しかしやって

みたいと思います。来年度からの新しい企画です。
 「街角日記」」のようになるでしょう。都市について考える素材になれば幸いです。

 
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2002年3月1日