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けんちゃんの吠えるウォッチング
     メールマガジン版 13号 
       2003・5・05
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新型肺炎の影響

報道されているように、新型肺炎の影響は中国を中心にアジア各国に深刻な影響をあたえている。

ある知人は自身の会社がタイに拠点があるが、皆無事だが「身動きが出来ない」とのこと。マレーシアなどにも日本企業が多数進出しているが、大変な事態だと言う。

そんな反面業績が好調な会社もあると言う。「先月は3000万も国内向けだけで売り上げが増加したとか」。濡れチッシュの衛星用品を製造している会社らしい。

国内企業が海外の支店や製造拠点に送付するために購入しているとのこと。知人は関西国際空港経由で商用でアメリカへ旅立った。

「旅行者は少ないだろうから待遇が良いかも。客室乗務員までがマスクをしていたらどうしよう」と冗談を飛ばしていた。

  ベトナムはたいしたもの

新型肺炎での影響が中国や、アジア諸国で拡大するなか、唯一食い止めWHOから、感染国指定がはずされたのが、ベトナムである。

やはり初動の対応が優れていた。外国人医師の進言と、WHOの指導を徹底、感染者の隔離と院内感染防止に全力を挙げた結果だという。

情報公開を徹底し、感染者と接触した人を追跡調査し、安全宣言をしたからだ。独裁主義の国にしては、すばやい対応に驚いた。

ベトナムは未だに「民主集中制」という共産党独裁を放棄していない党が国を支配している。同様の綱領を持っている党はすくない。
中国、北朝鮮、キューバ、ポルトガル,日本の共産党だけだからだ。

独善に陥りがちな独裁主義のなかに、「情報公開」を徹底させたベトナムは二重にたいしたものだと思う。

日本は本当に大丈夫なのか?日本の官僚の独善主義、隠匿主義は「世界1」だけに、心配である。

国民の生命、財産を守ることより、自分らの官庁の組織を守ることに関心が高い官僚や公務員が多い日本である。厚生労働省や各地の保健所へ動向を注視すべきである。

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2002年3月1日