小沢一郎氏が応援演説に
 
 民主党前代表代行であった小沢一郎氏が、参議院地方区の候補者応援にやってきました。商店街と隣接している高知市中央公園北口は大勢の市民が集まっていました。
 
 「小泉さんは3年間、改革、改革と言ってきました。しかし何を改革したのでしょう。やってきたのはパフォーマンスだけです。」

 「地方は経済が苦しい。年金受給者は支給が減り、掛け金は増額。国民生活に直結する大事な問題を強行採決しました。またその算出根拠の出生率も強行採決の後で公表するずさんさです。皆さん小泉内閣が1日でも長くなれば、国民生活が破壊されます。」                                            

 興奮するわけでもなく、意外にゆっくりと聴衆に話しかける話法。説得力があるようだ。聴衆も安倍自民党幹事長とは層が異なっている。政治歴の差もあるだろうが、小沢氏の辻説法のほうが説得力がある。

演説する小沢一郎氏
平野貞夫氏も応援演説
 今回の選挙、関心は今ひとつであるが、意外に[接戦」になっているのではないだろうか?参議院選挙で、すぐに内閣改造とはいかないだろうが、結果は極めて大きな影響を与える。

 「前回の衆議院選挙ですが、私は投票率が65%を超えれば、民主党が第1党になり、政権交代が出来ると言いました。しかし残念ながら投票率は60%を割り込みました。
100人のうち5人が投票所に来ていただいたら、社会は変わります。」それは本当だろう。

問題は投票率である。

 
 23日に来ていた自民党の安倍晋三幹事長と比較をしてみると。

1)年金問題の説明は、わかりやすかった。(安倍氏の論点はわかりにくい。)

2)賞味期限切れの小泉内閣の欠陥と、危なさをわかりやすい言葉で話していた。

3)「人間いろいろ、会社もいろいろ」という小泉首相の無責任体質は、「官僚統制政治」そのも  のと痛烈に批判していた。これはわかりやすい説明。

4) 主に官僚「丸投げ政治」を行う小泉内閣を、事例をうまく使用して説明していた。
  安倍氏は民主党の無責任体質を批判していた。

5)多国籍軍への自衛隊派遣問題を安倍幹事長は「国際貢献」との説明。小沢氏の演説は
  このイラク問題への言及がなかったのは残念。

2004年6月23日には安倍晋三自民党幹事長が地元候補者の支援に来ていました。
 3年前は鳩山由紀夫氏が応援演説に来ていました。彼よりは小沢氏は迫力がある。言葉はソフトであるが、なにか「凄み」を感じる。それが小沢氏に対する大衆の期待度ではないだろうか。実行力のあるリーダーを大衆は求めている。

 田舎にも熱心な小沢一郎ファンはいるようだ。握手に群がる市民も多数いた。
 「年金問題」「イラクでの多国籍軍への自衛隊参加問題」「地方への痛み」が争点。
どうなることだろう。わたしは7月はなにかと行事があるので、今日「期日前投票」とらをしてきました。
 皆さんも投票に行きましょう。7月11日は「開票速報」をテレビで見ることにしている。

市民と交流する小沢一郎氏
メディアの注目度も高いようだ