トップページへ戻ります
 
県庁に巣食う「悪」についての考察
 
 少し私は「劇的」な表現を好んで使用する場合があります。でも見かけほど過激ではありませんね。猛暑を乗り切るための「香辛料」として少し過激な見出しをブログやホームページで使用しているだけです。
 

 ただ今回の私と竹内隆志さんに対して高知県庁総務部県政情報課(土居寛道課長)が管理する公共電子掲示板「ぷらっとこうち」からの登録抹消処分は、実に迅速でありました。他の県庁の仕事もそれだけ早くやれば言うことはありませんんが・・。
 
 
排除の論理と共同幻想に取り付かれた7人の県職員
 
 彼らが「悪」であるとは思いません。また個人攻撃をするつもりもありません。ただ彼ら7人が、徒党を組み、連日県庁内で会議を行い、「処分案」や「処分通告文章を作成ー添削」していた事実が明らかになりました。
 
 2006年7月13日にいわゆる「ぷらっとこうち運営委員会」なるもの(議長松尾晋次氏)との最後の話し合いが行われました。私たちは「前向きな提案」をいくつか行いましたが、実は「処分」は7月9日の「緊急運営委員会」なるもので決定しており、形をつくるだけのセレモニーであったことが明らかになりました。
 
 私の個人情報開示請求により明らかになりました。7月18日に県職員7人が共謀して、「処分案」「事後対策」も詳細な打ち合わせをしていたのです。
 
 このたび個人情報開示請求で、そのメーリングリストの1部が開示されましたが、一部が黒塗りで消されています。ここで表記されている名前(松尾、弘田、河野、田中、森本、山本)は全員県職員です。(担当部署は以下のとおり)

ぷらっとこうち【事務局員】

河野和弘 高知県人事企画課主任
竹村朱美 高知県県政情報課チーフ(県民参画推進担当)


田中芳輝 高知県県政情報課主幹
弘田 均 高知県人事企画課企画監(経営品質担当)課長補佐
松尾晋次 高知県政策推進課企画監(人口構造担当)※運営委員会議長
森本絵里 高知県県政情報課主事
山本千香子 高知県保健福祉課チーフ(地域支え合い推進担当)

 
 ご苦労にも7月18日にこの7人の県職員だけで県庁内の会議室に集まり、私たちの処分と事後対策を協議しているようです。そして表向き「運営委員会」名を使用して、私たち2名を誹謗中傷する文書を「ぷらっとこうち」に掲載しました。

 ちゃんと筋書きは出来ていたのです。「素晴らしい県職員のネットワーク」です。「県民との協働」を表向き標榜する中堅県職員の実態がこのやりとりの文章ですべて明らかですね。

 
 ですので7月13日の「話し合い」は、「処分をするためのセレモニー」に過ぎません。これほど県民を馬鹿にした話もありますまい。

 黒塗りが気になりますね。一体何が隠されているのでしょう?推測すればだいたい答えはわかるような気がしますが・・・。

 それで「悪」というのはこのような「組織的対応」を示します。また「県民の意見を全く聞かない。県庁唯我独尊主義」という独善主義も「悪」であると言えます。

 また彼ら中堅職員の多くは、普段は「県民との協働」などと発言しているようです。そのような偽者のまちづくりの発言を県民に対して行うことは「悪」であると言えます。

 
「検閲機関」を県民が査察
 
 今や県民の言動を「検閲する」機関に成り下がった<a href="http://www.plat-kochi.com/index.shtml">ぷらっとこうち<a/>。昨日8月8日は県民有志が、「検閲機関」を徹底的に査察しました。
 まず高知地方裁判所に竹内隆志さんが、登録抹消は不当であるとの「地位保全仮処分命令申立書」を提出いたしました。申立後共同通信などの取材もあったようです。
 
http://freetosa.exblog.jp/m2006-08-01/#5443482
 
地位保全仮処分命令申立書

平成18年 8月 8日

高知地方裁判所 御中
債権者竹内 隆志  印

事件番号 高知地方裁判所 平成18年(ヨ)第35号 18.8.8
事件名地位保全仮処分命令申立事件
当事者の表示
債権者
高知市  竹内 隆志

債務者
高知県知事 橋本大二郎
(担当課)県政情報課

ぷらっとこうち運営会議
(代表者)議長 松尾 晋次

ぷらっとこうち事務局

申立ての趣旨
債権者が「高知県の公共電子掲示板ぷらっとこうち」(以下、「ぷらっとこうち」という。)に書き込みができることの参加登録者の地位を有することを仮に定める。
との裁判を求める。
申立ての理由

第一 被保全権利

   中略

債権者が県民の自由な意見たる書き込みが出来る権利や、地域活動を広く周知するための「情報告知板」を利用できる権利を債務者は債権者から奪う理由は存在しない。

よって債務者は、すみやかに債権者の「ぷらっとこうち」参加登録を復帰させるよう地位保全の仮処分を申し立てる。

 
 また県会議員西岡虎八朗氏(県議会総務委員会委員長)にも立ち会っていただきまして、窪則光市民オンブズマン高知代表と、県側は浜田総務部副部長、土居県政情報課長、竹村情報課チーフ(ぷらっとこうち担当)が出席して会談が行われました。

 西岡県議は「ぷらっとこうちについて恥ずかしながら知らなかった。でも簡単に登録者を抹消するなど社会常識で考えられないことをしている。任命権者が不明で、無責任な状態になっている。現在の予算額はたいしたことはないが、高知県庁ホームページともリンクしているので影響は大きい。今後改革案も含め、議会としては慎重に見守りたい。予算審議は徹底精査する。」との事でした。

 
http://kcc-mori.cocolog-nifty.com/kcc/2006/08/post_6a4d.html
 
 
 全くいい加減な登録抹消措置を7人の県職員が連日協議し、実施したものです。住民監査請求や。地位保全仮処分の裁判、県議会の注視などもあり、「検閲機関」成り下がったぷらっとこうちが、立ち直れるか、それとも駄目になるのか岐路に立たされています。それもまもなく明らかになるでしょう